小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

テーマは「選書」~岸本衆志さんを講師に~

7/14(月)休館日

河北郡図書館部会実務研修会が、今年度の担当町、七塚町で開催されました。講師は岸本衆志さん(県文教会館副館長・前県立図書館長)。「選書」をテーマに研修しました。金沢社会教育事務所の橋本早苗社会教育課長も出席、郡内の図書館員全員が集っての学習会です。

本は図書館の命、血液であるとの考えをもとに、「図書館の自由に関する宣言/1979年改訂)」を根底にした資料収集、しかも社会の動きを敏感にキャッチする柔軟で責任ある姿勢で臨むことの重要性などについて解説されました。
講演後の各館間の意見交換会にも残ってアドバイスもしてくださいました。

その中で紹介されたLプラン21の調査では「図書館が図書館として機能しうる最低限度の床面積は800㎡」と明記されています。津幡の図書館は「357㎡」、最低値を大きく下回っている現状で、図書館としての機能をどのように発揮しうるかを考え続けた7年間でしたが、更に新図書館が建設されるまでのこれからの2年間をどのように運営していけばよいのか。ぎりぎりのラインを既に超えてしまっている現状をどう切り開いていくか。課せられている問題は大きいです。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。