小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

津幡中わくワーク&輝く泥だんごをめざして&ジョンのパパさんからメッセージ&新旧国際交流員がご挨拶

7/29(火)☆普段でも、休館が2日間続いた後の図書館は返却・貸出し…と、目が回るような忙しさです。今日から津幡中わくワーク体験も始まりました。大海、下村、張田、清水さんたち男子4人です。バッグクリーニングなどのさまざまな作業を次々に体験、特にコーティング作業は全員がなかなかの腕前で、指導したスタッフを感心させました。

〈閲覧室はないけれどところどころに移動できる木製丸イスがある、英字新聞がある、ぶあつい本が借りられている、たくさんの本がいろんな人に利用されている、全ての本が分類されて並べられている、小さな子が心惹かれる工夫がなされている(キャラクターetc)、図書館ではないような体験がある、奥にもたくさんの本があった!〉など…一日でいろんなことを発見したようです。カウンターでの貸出しも体験して、勿論!1冊ずつ本を借りて帰りました。

☆昨日、「輝く」段階まで進めなかった人たちが、「おだんご」を大事そうに抱えて図書館に。もう一歩!!もうひとふんばり!ビデオ上映会も再開、展示中のぴっかぴかの「泥だんご」を見本にやる気満々です。一方、昨日参加しそびれた子たちが幼稚園へ出かけ、泥だんご作りに専念していたそうな。幼稚園長さんから伺いました。目下、幼稚園の土は人気上昇中です。

☆250人!もの参加者に《ジョンのパパさん》もさすがに驚いたらしい。「一人で教えるには限界をはるかに超えていました」と、先程、お礼と反省!?のメールが届きました。川砂をイメージしていた樋口さん、砂場の砂の細かさに慌て、地方によって砂といっても随分違うことを知ったとのことでした。一度、参加者の50パーセントは光り始めたというところまでいきたい!とも。
ああでもない、こうでもないと泥まみれのひととき…その結果ではなく、みんなで過ごしたその時が、かけがえのない時間だったように思われます。

〈図書館良かったです。設備の整った図書館でないところが、そんなパワーを生み出しているような気がします…今度新しく建物が建てられても、センス・オブ・ワンダーの図書館であるために…創造するという精神を持ち続けてほしい。泥だんごという遊びの1点でつながった出逢い、大切にしたいです!シャイで恥ずかしがり屋で、すんませんでした。黙々と泥だんごを作るタイプですので〉

こんな素敵なあったかいメッセージも送ってくださいました。【樋口さんのHPに、JP(ジョンのパパ)法なる泥だんごの作り方が掲載されています】

☆町国際交流員だったアンドリューさん、8月から新しく交流員となるレイチェルさんがそろって挨拶に。これまでありがとうございました!そしてこれから、どうぞよろしく!

☆新刊『ピアノを弾く身体』(著者/大久保賢・他/春秋社)、『老舗のおかみ金沢・加賀・能登』(北陸中日新聞編)いただきました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。