小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

新しいCIRとALT&「かぼちゃクイズ」の正解は46名&『南京玉~娘ふさえ・三歳の言葉の記録』

7/31(木)☆9:00~教委連絡会、8月から勤務することになる新しいCIR(国際交流員)のレイチェルさん、ALT(英語助手)のジェニファーさんも出席していました。8月は成人式、町民レガッタなど教育委員会が関係する町の大きな行事がある月です。

☆「かぼちゃクイズ」の正解者は46名でした。
①は「ターバンスクワッシュ/ターキッシュターバン」
②は「サマースクワッシュ/パティパンスクワッシュ/ホワイトブッシュスキャロープ」…いろんな名前があります。

①とうきょうカボチャ②メロン、という答えもかなりありました。
①かぼちゃちゃん②おさらちゃん、というなんとも可愛い解答もありました。

抽選で5名の方に「としょかん鉛筆」または「コーティング券」プレゼント!
(当選者のカード番号は図書館に掲示してあります)

☆『金子みすゞ全集』に付されている『金子みすゞノート』に詳細が記されている「南京玉」が、みすず生誕百年を記念し『南京玉~娘ふさえ・三歳の言葉の記録』として、この春出版されました。みすゞの一人娘ふさえさんは77歳、結婚して2人のお孫さんもいらっしゃいます。

「南京玉は七色だ。一つ一つが愛らしい、尊いものではないけれど、それを糸につなぐのは、私にはたのしい。この子の言葉もそのやうに、一つ一つが愛らしい。人にはなんでもないけれど、それを書いてゆくことは、私には、何ものにもかへがたい、たのしさだ…」

みすゞは「ふうちゃん」の幼いおしゃべりを全部で三百四十七も書き写しました。

15歳の時、母の遺書を読み、「捨てられた」とショックを受けたふさえさんでしたが、母の詩に触れていく中で、遺された「南京玉」の小さな手帳が人生観を変え、大切な心の宝物となったそうな。

〈オ母チャンとアソバウ、ナカヨクアソバウ。オ父チャン、空ッポ〉〈オ母チャン、ハーイ、テ言ウテゴラン、オ人形チャーン、ハーイ、テ言ウテゴラン〉… … …

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。