小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

のまりんの紙芝居ニュース

検察庁法改正案の今国会の成立断念!!ひとまずはよかった~!!

 

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ニュースです。明朝の石川TVのリフレッシュに【のまりん】が生出演、10:10分頃から紙芝居を上演するんですって!予定の上海公演が全部なくなったのだそうです。
おうちで【のまりん】に出会うまたとないチャンス!ですね。

『館報つばた』平成14年(2002)8月号の小欄「まちかど」で座主祝さんが「のまりんの紙芝居」の夜を書いています。

    「拍子木をマイクに見立て野間先生 紙芝居始むる口上を述ぶ」

先日、図書館の開館記念行事の一つとして「のまりんの紙芝居」と絵本クラブの「ブラックシアター」見せて貰った。『7月10日って何の日?…』館長さんの問いに「う~ん」。「この図書館が誕生した日で、今年で満6年になりました」と。

「のまりんの紙芝居」は、「とりのみじっちゃ」をはじめ次々に繰り広げられ、笑いが図書館の中いっぱいに広がる。先生に「笑う」ことは一人では本当の笑いの楽しさを味わうことはできない。友達や他の人と一緒に見て笑うから素晴らしいのだとお聞きしたのを思い出しながら紙芝居に引き込まれる。

『笑う』そうだ。笑わなきゃ。つい忘れがちに過ごしている日々がふと心をよぎる。小さな図書館に大きな大きな笑いの渦が広がった一夜。大人も子供も笑い笑いの連続。参加の子供達が野間先生握手をしサインを求めて列を作っていた。子等の眼差しの輝きが眩しい。

また「ブラックシアター」では室内の照明を全部消し本当の「ブラック」。皆は固唾を呑んで「し―ん」と待つこと数秒。「おまんじゅうのすきな王様」のお話。
台詞に併せて人形を上手に動かし、ほんわかと楽しませてくれた。

最後は、恒例の「もりのキツツキさん」。
先生と一緒に全員手ふり、足ふり、幼い子等の喜びの声と共に盛り上がる。久々に笑いと感動の一時を皆さんと共有できた余韻が何時までも続いた夜だった。(ざす)

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ほんとに愉快な夜でした。

『公民館報つばた』の「まちかど」執筆担当だった座主さんは、今96歳、心強い応援団長でした。
あんたは図書館のことばかり書く、と人に言われそうだけど、書きたいのだから仕様がないとにこにこ笑っていらっしゃった。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。