お孫さんと二人連れの時もあった。。。
毎日のように図書館に通ってくださったしま子さん、
(お仲間につられて、いつの間にか私たちも親しみをこめてそうお呼びしていた)
たまにお姿が見えないと、どうなさったのかしらねぇと心配したものだった。
川柳協会員のしま子さんは、新聞の文芸欄に目を通すのを日課にしていらっしゃった。
ある日、恥ずかしいのだけど~と新聞に掲載されたという投稿文をくださった。
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「つかの間のふれあい」 吉田志満子(64歳)
町民待望の町立図書館がこの夏、開館した。家に近いので、
私はほとんど毎日、少しの暇を見ては足を運んでいる。
この図書館で週一回、国際交流員として来町中の
マキシン・エバーさん(アメリカ)が貸し出しなどの手伝いをされている。
マキシンさんは、各種のイベントにも参加、日本語もかなり上手で
図書館を訪れる人ににこやかに声をかけ応対してくださる。
たまたま私が訪れたとき、館長さんと会話中で、私も話しに割り込み
短い時間だったが、話すことができた。
私たちの町ではまだまだ外国人の方は珍しく、言葉のことが心配で
つい避けようとする。手ぶり、身ぶりでも意思の疎通はどうにかなると
わかっていてもしり込みしがちだ。
帰り際、まよったけれど、勇気を出して
「See You Again」と照れながら言った私に、マキシンさんからも
「See You Again」と、美しい笑顔とともに返ってきてほっとした。
読書の秋、図書館でのつかの間のふれあい。
秋風がさわやかに心の窓になびいた。