友人からの知らせでは、一昨日のTV「ミヤネ屋」で《信者の救出活動を40年以上行う「エクレシア会」和賀真也氏によると》が放映され、政府に求めることが提示されていたそうな。
・政府が率先して問題の究明
・政治家は「統一教会」の問題点をしっかり認識した上で訣別
・経済的、精神的な救済を必要としている被害者に対し、カルト問題の専門家が対応する窓口を政府が設置
「日本っておかしな国ですよね。膨大なお金が韓国に流れているというのに、政治家は統一協会に牛耳られ、いったいどうなるのでしょう」とその友人は嘆きます。
選挙で利用したつもりが、実は逆に利用され、加害者になっているという事実。
ついに岸田総理の名も取り沙汰されています。
が、老政治家は「自民党はビクともしないよ」「(国葬の実施は)当たり前のことで、やらなかったら馬鹿だ」と言い放つ。
この人たちは、国民、一般庶民の暮らしや思いから遠く離れた所にいるのだと感じました。自民党内には、これに対して異議を唱える議員がどなたもいらっしゃらないのでしょうか。
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和賀さんの著書を通して出逢ったご縁で、届いたばかりの『エクレシア会報8月12日/第494号』を見せていただきました。
一部、引用して紹介します。
・・和賀信也さん・・
「…秋には世界の要人がコロナ禍にも拘わらず日本に集まり、戦後では吉田茂首相以来となる国葬で見送るという政府の判断には、疑問の声だけでなく反対も巻き起こっています。歴代最長政権を担った総理だったということが理由のようですが、自分の派閥に属する立候補者の応援演説中に統一協会信者の息子の銃撃を受けて死亡した安倍晋三元総理は、全国民の生命と財産を守って名誉の死を遂げたと言えるのかどうか?
国葬以前に、一体なぜこれほどの衝撃的事件が起こったのか、なぜ予防できなかったのか?その背景や真相、またその中核には誰がいて、何があり、何があったのかを明確にしなければならないと思います。
エクレシア会の立場で見た場合、それは、安倍晋三元総理が日本最長の政権担当者のトップとして、「桜を見る会」開催より、「統一協会をよく見る会」を作って多くの仲間、閣僚たちとしっかり確認していたら、今回のような被害に遭うこともなく、統一協会を巡って長期間に亘って多くの被害者を出すことはなかったのではないかと思われます…」
・・元信者のIさん・・
「…当初、ひとりの青年の思い込みからくる恨みや怒りによる犯行と言われ、犯人が捕まった事で事件が収束に向かうのも早いだろうと思われましたが、むしろ日を追うごとに新しい事実が明らかにされ、統一協会が今も行っている反社会的活動と、その信仰に取り込まれることの悲劇、そして、統一協会と政界とのつながりが様々な形で報告されています…しかし、現在報道されている内容は決して新しい事実ではなく、統一協会の活動が日本で始まって以来続いてきたことであり、和賀牧師の著書を始め、多くの本や雑誌、メディアで取り上げられていたことです。霊感商法の判決が出た、政治家が祝電を打った、統一協会のイベントに参加したと、小さくてもその都度、新聞等で取り上げられ、被害弁連ではコツコツと抗議文や要望書を政治家に届けて下さっていました。でも、残念なことに政府もメディアも取り立てて問題にすることはなく、統一協会も政治家もやりたい放題をしてきた…この事件をきっかけに、日本どころか海外でも統一協会が取りあげられ、カルトについて考えさせる機会になっていることは意義深い…UPF大会に送られた安倍さんのビデオメッセージは、統一協会に自分の人生を狂わされ、破壊されたと感じている人間にとって、信者を煽動する強力な存在はどれほど腹立たしい存在であることか、信者の心理を考えると、山上容疑者の怒りや恨みの思いが安倍氏に向いた流れは分かるような気がする…」
そして、多くの人が統一協会問題で苦しんでいるのに、その苦しみ痛みを分ちあうことができる環境や関係が少ないという現実を改めて痛感した、山上容疑者が相談できる場所を持っていたら、あるいはそんな相手に出会っていたら、この事件は起こらなかったかもしれないとふり返っていらっしゃいます。
さらに、末端の信者は純粋に神様を信じ、人々の救いの為だと信じて活動している。善や正義を振りかざすのではなく、批判や非難ではなく、相手の信じる姿勢を尊重しつつ、何が真実なのかを共に考える対話の姿勢がだいじなのだと。
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『娘の救出』と題し「今回の事件で、まだまだ未解決の家庭がいっぱいあることを知りました。それぞれの家庭が救われ幸せになれるように心から祈っています」という母親の寄稿文も胸を打ちました。
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ウクライナ侵攻が始まって半年になろうというのに、
停戦への出口は、、、見えません。