小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

エノコログサ(狗尾草)にかくれんぼ

夕方、裏庭でエノコログサを見つけました。
一本、二本、、、あれれ、
気づかないうちに、あっちこっちに!

立派なのやら、中くらいの、小ぶりなの、
20本ばかり選んで、細長いガラス瓶に入れて
玄関の棚にかざってみたら、なかなかの趣です。

***

夕食の準備を終えて、また眺めたくなって見に行くと、
微かに何かが揺れ動いた気配??

薄暗い中で目を凝らすと、なんということでしょう。
小指よりももっと小さな生きものが、
エノコログサの穂の付け根に澄ましているではありませんか。
たぶん生まれて間もない…カナヘビの赤ちゃんです。

***

せっかくだからこのままにしておきましょうか。
いやいや、そろそろ夫が帰ってくる時刻です。

カナヘビは名前はヘビですが、トカゲの一種。
ヘビが大の苦手の夫は、トカゲ類も苦手、
こんなにかわいい赤ちゃんカナヘビでも
飛びあがるほどびっくりするのはまちがいありません。
(少々驚かせたい気もしたのですが、、、)

しがみついたままの一本を庭に戻すことにしました。

***

三日前のできごとです。
夫の知らない話です。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。