小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

広瀬五郎作さん情報&M君が教えてくれたこと

8/2(金)明治24年に貫通した笠谷隧道は七黒の広瀬五郎作の尽力による大事業でした。産業・教育の振興にも力を注いだ五郎作・・・彼の偉業、人柄をもっと知りたいという密やかなブームが起こっています。五郎作さんに関することなら何でも、図書館までぜひお知らせください。(今日は飯田きよ子さんから関連のお話を伺いました)

TBSラジオで45年間続いた人気番組「秋山ちえ子の談話室」が10月4日の放送で終了すると知って驚いた私たち。図書館と秋山さんとの出会いは3年前の平成11年秋、利用者の方からのレファレンスを受け、「談話室」で紹介された本のリストを希望したところ、サイン入りの著書を含め42冊もの寄贈本をいただいて…実は今日のニュースを知ることができたのは、やまびこ学園からの帰り、毎日図書館に立ち寄って新聞を朗読するのが日課となっているMクンのお陰です。確かに彼の言ったとおり!「日経」の記事にちゃんと書いてありました。

前にもこんなステキなこと・・・やっぱり「日経」を読んでいたMクンが「違う!」と言い出した。なんと、新聞の上部隅の発行番号のズレ(機械の入れ替えで、起こりえないミスが生じたそうな)を発見、数字にこだわる彼のすばらしい才能です。こんなスゴイ読者の存在がたまらなく嬉しくて、早速新聞社にお知らせしたところ、実は全国で唯一の≪大発見≫。翌日には大きなお詫び記事となり、お礼の図書券も届いたのです。
お詫びなんか全然欲しくはなくて、ミスなんか追及したいのではなくて、できることなら翌日の新聞のその番号の頭に特別☆マークがつけてもらえないかと頼んだのだけれど、新聞社としてはそういうわけにはいかないのでした・・・一度も本を借りることはないのだけれど、こんな素敵な利用者がいること、そしてその利用者の声を聞き逃さない花まる職員、小さな小さな図書館はついつい自慢したくてたまらなくなる。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。