11/7(木)石川・インド親善の旅行から戻られた細川さんを囲んで、読書会「宮澤賢治を読むつどい」。初めての方も参加して今日の作品は『馬の頭巾』と『ツェねずみ』、一人ずつ配役を選んで読み進めます。回を重ねる度に、賢治の放つ言葉の魅力に感動する。他人(人ではなくて、いたちや柱、バケツなど)の親切がいい結果にならなかったことを逆恨みするツェねずみの口癖、「償(まど)ってください(=つぐなってください)」も話題になりました。
津幡や金沢近辺の方たちにとって「まどう」という言葉は馴染みだそうですが、東北生まれの細川さんも福井生まれの私も使い慣れてない言葉。地域によって違う言葉、調べていくのもなかなか面白そうですね。
そうそう、ちょうど図書館を調べにやって来た津幡小2年生のしんぼさんとこいずみさん、楽しげな読書会を覗きました。「どうやって図書館の本を読んでもらうようにしていますか」「どんな楽しい会をしていますか」という二人からの質問の答えになったかもしれません。
☆津幡中2年生の『わくワーク体験/職場体験を終えて』の報告書を、先生が届けてくださった。アンケートから、さまざまな事務所での活動の様子、見守る親の気持ちも垣間見ることができます。図書館体験の4人の感想も届きました。
☆「素晴らしい本なの、ぜひ読んでみて!」と、山田絵美子さんからのお勧めは『潮風のおくりもの』(パトリシア・マクラクラン作/掛川恭子訳)原題は『BABY』・・・「だれか風を見たでしょうか?あなたもわたしも見ていません。でも・・・」の詩があることも教えてもらいました。そして♪誰が風を見たでしょう、ぼくもあなたも見やしない、けれど木の葉を~♪・・・懐かしい歌を口ずさむ。図書館員でありながら、館内の本でさえ、全ての本に出会うことは殆ど不可能です。が、こんな頼もしい読者が支えてくれている幸せな図書館。今夜は「ことば」の美しさに出会えます。
☆明日は7時半~紙芝居入門。