小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

町教育委員施設巡視&『人生のお汁』

11/19(火)昨日の並べ替えで、途惑ったのは利用者の方たちだけではありません。張本人の図書館員(特に私)が問題!と言い訳しながら、笑われながら、ご案内。

☆今日は年に一回の町教育委員施設巡視の日、図書館へは10時50分から20分。教育委員長を始めとする委員の方たち、教育長、そして教育委員会の各課長の8名の方々に、図書館の概要や現状、抱えている問題点などについて説明しました。短い時間で、深い理解を得ることはなかなか難しいものがありますが、一つ一つの機会を大切にしなくてはと考えています。カウンター前で、ちょうどどんぐりで作った可愛い「トトロ」展示中、皆さん思わず足を止めて・・・。

☆手づくり大好き!の中谷ふさのさん(北陵高校講師)、3年生25名と「福祉援助技術」の時間に「点字絵本」作りに取り組んでいるそうです。来月初めから津幡の図書館で展示しようということになり、今、みんなで一生懸命制作中とのこと。

田島征三さんのエッセイ『人生のお汁』には、田島さんの生き方や制作への情熱が吐露され、生命の営みを私たちに深く問いかける。豪快な土佐弁もあったかい。映画「絵の中のぼくの村」を思い出して、ついニンマリしたくなる場面もある。

3年もかかって出版された「木の実」の絵本『ガオ』については、今年の「新春出会いの夕べ」で写真家・酒井敦(さかいあつし)さんが語ってくださったのですが、このエッセイの「木の実とあそぶ」にその酒井さんの名前を見つけ、いっそう近い存在!と感じるお二人です。

 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。