小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

問谷武洋さんを想う

3/16(日)☆「記録大魔神」と呼ばれるだけあって、テニスの戦績記録にいたるまで、広汎で膨大な量の記録を残して、去っていった問谷武洋(といやたけひろ)さん(石川高専の物理学教授)は夫のテニスのパートナーでした。6年前の今日、有明テニスコートの近くの道路で、不慮の事故でなくなられました。『問谷さんと語ろう』、『あざみの歌』は問谷さんを偲び、学校関係、テニス関係…所縁ある人たちの手によって編まれた小冊子ですが、開くたびにますます問谷さんの魅力に気づかされます。

問谷さんが記された《洋行だより》の中には「津幡より田舎臭いメリーランドにも公立図書館と、主として高校が中心になって夜の成人教育が盛んです…私のようにアパートに住んだという事だけで、近くの図書館の読書会のテーマ及び書名、名画上映日程、童話のスケジュール等、部厚い詳細な案内が配布されて来ます。国際的に開かれた国はどうしても人間同士の相互作用は弱いのでその強化に街の図書館が機能しているようです…」との興味深いご報告。
一年間過ごされたそのアメリカ…今、国際化を逆行する方向に進んでいないだろうかと、星になった問谷さんに問いかける。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。