小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「平野啓子氏と語る会」&不思議なできごと

5/15(木)☆10時から北陸農政局主催「語り部平野啓子氏と語る会」が金沢市古府町の水土里(みどり)ネット石川で開催され、図書館の昔話クラブのメンバーと傍聴する機会を得ました。

村にある有形無形の文化を大切に考えていきたいとハードからソフト面に目を向け、「地域資源を活用した魅力ある村づくりを進め、都市住民が農村に惹きつけられるような情報を発信すること」の重要性をテーマにして、県内で古くから語り継がれてきた歴史・文化・民話などの話を紹介し、意見交換を行うという農水省の初めての試みでした。(担当の農林課から、図書館で参加してはどうかと声をかけてくださいました)

全国的に活躍されている平野さんが進行役。また行ってみたいと心に焼きつく町は、目を輝かせてその土地の“とっておき”を語ってくれる人との出会いがあった町・・・と、会の趣旨に触れ、県内の6名の語り部の方たち(細川律子さんも!)がこれまで取り組んでこられた活動について紹介しました。図書館で開催している「つばた昔むかし」、「津幡町の巨樹めぐり」、「蛍の夕べ」なども、こうした「ふるさと再発見」を強く意識した活動です。昔話クラブのみなさんにとって、今回の参加は大きな励みになったようでした。

☆午後は町の中央公民館での「津幡百韻会」の会合に。6月の風呂敷展にむけ、パンフレット校正を重ねています。

☆昨日の朝の珍事です。4と5の書架の間の床にある金具(ネジ式)が見事に取り外されて見当たらない。丸い穴が2ヵ所も開いている!?!ちょっとやそっとでははずせないネジ、しかもカウンターから丸見えの所です。どうも前日の午後の犯行?らしい。穴が危ないのでガムテープをフタ替わりに貼って、「ネジをはずされた方、どうぞお返しください」とテープにメモ書きしたのですが、そのネジが、雑誌架の中に2つちゃんと並べて入れてあるのを、後でスタッフが発見してほっとしました。これは、ある意味で私たちが試されたのかもしれませんね。分かりやすく、親切な方法で。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。