【商店街に「小さな図書館」誕生へ】
三日前、新聞の大きな見出し!に反応して、
どきどき胸が高鳴った。
「商店街の小さな図書館」といえば、
津幡町立図書館。。。
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どういうこと???読み進めると、
それは、金沢市の石引商店街で始まった図書館づくりのことでした。
出村有基、真妃さん夫妻が、クラウドファンディングで資金を募り、
年内のオープンを目指しているという。
一箱オーナー制度を取り入れた「まちの小さな図書館」づくりは
2020年3月、静岡県焼津市の「みんなの図書館さんかく」から始まって
その全国ネットワークグループに40近くが参加しているとか。
ブログ記事/「みかん」の図書館
https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2022/01/22/000000
で紹介した「おんせん図書館みかん」もそのひとつでしょうか。
お二人は加賀市を訪ねてそのにぎわいに驚き、
本を通して地域貢献したいという思いが募ったという。
石引商店街の図書館は
「コミュニティー・アンド・ライブラリー コトノハ」
交流の新たなページが開かれ、
ひいては世界の平和につながっていくと抱負を語っていらっしゃる。
寄付目標:120万円(締切10月末)
返礼品:一箱本棚オーナー権、子どもに図書館カード贈ろうコースなど。
問い合わせ:栄光プリント(☎0776(251)3076
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「公共図書館は静かに本を読む場だけれど、
私たちの図書館はおしゃべりができ、
人と出会える場にしていきたい」と真妃さん。
ほんとうに公共図書館?
1996年から9年間、
津幡町のおやど商店街にあったあの小さな図書館を見たら、
おふたりはどんなにびっくりすることでしょう。
2005年春に幕を閉じ、シグナスの新館に移転してから
商店街の通りは元のように静かになりました。
今も通りに面して図書館跡の建物がそのまま残っています。
ガラス越しに空っぽの空間が見えます。
でも、、、今にもドアが開いて、、、
元気な子どもたち、エプロン姿のお母さんたち、、、
弾んだ声が聞えそうです。
駐車場入り口で菊づくりに励む人たちの和やかな光景も
鮮やかに浮かびます。
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「金沢西部地区に図書館をつくる会」の小さなパンフ
【あったらいいね~近くに図書館】を思い出しました。
イラスト入りで両面16ページの折本、2008年発行です。
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☆大型スーパーやゲームセンター、
コンビニはあるけれど
こどもたちがお金を使わずに
気軽に行けるとこがあったらいいな・・・
赤ちゃんからお年寄りまで
みんなが心豊かに過ごせる
場所があったらいいな・・・
そうだ!西部地域のこの街に
図書館があったら・・・☆
そんなつぶやきからスタートした会。
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アンケートの意見や図書館の実践例を紹介する頁
(この例は、津幡町の小さな図書館のことかな?)には、
☆外国のかたを招いて交流ができるよ
☆詩をよみ、町史をよみ、昔話を語り、私たちの街の歴史と未来を語ろう!
☆星空、ホタル、ドングリ、きのこ・・・自然の不思議をいっぱい感じられるよ
☆赤ちゃんと一緒に遊びながら親子で絵本に親しめるよ
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これまでの活動(2002年~2008年)を紹介する頁、
〈こんな事をしてきました〉には
2002年、松任中央図書館長の伊藤峻さんの講演
2003年、児童文学者のかつおきんやさんの講演
署名活動も始まる。
2004年5月、4019筆の署名を提出して金沢市と懇談、
8月には津幡町立図書館見学
2005年には富山県小杉町民図書見学、
金沢市立泉野図書館、玉川図書館見学…
2006年には6,670筆の署名、
2008年には滋賀県の図書館見学なども。
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【図書館への思い】の頁は見開きで勝尾金弥先生と並んで、自筆、写真入り。
図書館には
本との出会いがあり
人との出会いがあり
自分の人生との
出会いがある (かつおきんや)
図書館はまさしく「出会いの場」!
先生の名言はそのまま小さな図書館の思いとぴったり重なります。
尊敬する先生と並ベていただくのは恐れ多く固辞しましたが、
再度にわたるお求めに、感謝しつつ、9年間の思いをこめて、
図書館への賛辞をひと言記しました。(平成十七年四月三十日の日付です)
図書館は
無限の可能性に
満ちている
☆住民の方たちの熱い願いがこもっているA4一枚。
思い出の引き出しにだいじにしまってありました。