小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

新県庁で表敬訪問&総会での講話&入れ墨の文化について

5/14(水)☆午後、新県庁で【平成15年度子どもの読書活動優秀実践校被表彰校等(文部科学大臣表彰)の県教育長表敬訪問】が行われました。初めての県庁にまず緊張、活動の報告にもっと緊張。この機会に、ブックスタートや学校との連携、バリアフリーのことなどもお伝えしたかったのですが。(報告後、全員で記念撮影)

☆県立図書館での総会には1時間遅れて到着。議事終了後に開催された松岡要・日本図書館協会総務部長の講話は「図書館の現状と課題」がテーマでした。数値からの現状把握を中心に、図書館に求められている役割と理想的な図書館のあり方について言及され、とても参考になりました。資料費、職員など、新図書館の運営上の課題が山積みです。

☆夜7:30~《アンドリューの地球人講座》です。1時間以上かけて、車でやってきてくれた美川町国際交流員のアンディ・セファイさん、見上げるほど背が高い人です。机を出してくれたり、椅子を並べてくれたり、アンドリューさんと一緒に準備もしてくれました。

参加者12名、テーマは「入れ墨で人間の違いを理解しよう!」でした。「イレズミの方・泥酔の方入館お断り」の案内表示の背景、理由を考えることから、アイヌアボリジニマオリ族サモア・・・とさまざまな民族の文化、民俗の違いへと発展しました。『砂漠の女ディリー』で告発された慣習についての問題、近い将来の「移民」看護士社会についてもみんなで考えあった中身の濃い1時間半でした。

さまざまな生き方を知り、考えあい、理解しあっていくことの積み重ねの場としてこの「地球人講座」は大切だねと、オーストラリアとイギリスの二人のアンディと三人で話し合いました。自分の考えで行動したい、意味ある活動をしていきたいという二人の交流員に感謝とエールをおくりたいです。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。