小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

西村繁男さんの講演会

5/25(日)休館日

☆今日は各地域で運動会や講演会などさまざまな催しが計画された日。ご縁があって、西村繁男さんの講演会「人と出会って絵本ができるー自作を語るー」に出かけました。「金沢こどもの本研究会」が結成されて32年目とか、私は初めての参加機会となりました。
『おふろやさん』『やこうれっしゃ』『おおずもうがやってきた』など、福音館の月刊《こどものとも》の絵本は我が家の子ども達に大人気でした。細かく描かれたあたたかい絵は宝探しのような面白さがありました。その頃の第一期の作品、そして第二期、第三期と西村さんの作風の変遷について、田嶋征三さんをはじめ友人や編集者の方たちとの出会いを織り交ぜ解き明かされました。

その中でも最大の出会いは広島に住む原爆の語り部「サエキトシコ」さん。サエキさんの人間性の魅力を伝えてくださった。サエキさんから手渡された溶けたガラスの塊や陶器製のボタン~サエキさんとの出会い、出会いの不思議なつながりが「自分にできることを!」とのメッセージとなり、宿題となり、大きな課題となっている~絵本作家・西村繁男さんが一段と近くなりました。

せっかく金沢に出た機会にと横安江の古書店を探検した後、駅に向かおうと歩き出したら、お店の主人に建物の説明を受けているらしい観光客?の集団・・・ん??興味津々近寄ってみれば、ナンと!西村さんを案内している野間センセイ、勝尾外美子先生たちでした。二度もお目にかかれるなんて運がいいです。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。