小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

榛の木地蔵さん&点字をマスターするには&たかはしべんさんを囲んで

8/9(土)☆「つばた昔むかし」はゲストの加藤外次さん(太田/78歳)を囲んで10人ほどで〈榛の木地蔵〉の話を聞きました。

子どもの頃から馴れ親しんでいるお地蔵さん。お参りをして傍らの榛の木で箸を作って食べると歯痛が治るというありがたいお地蔵さん。一夜のうちに建てられて、どこの誰が建てたかという記録も何一つ残っていないという。平家の落ち武者伝説の言い伝えもあるそうな。
3月29日、今も年中行事となっている地蔵まつりを農作業の目標にして、じゃがいもを植える風習が今も続いているそうな。

「このようなのどかな地蔵祭を何時までも続けることのできる豊かな平和な部落であってほしい」と結び、また余談の中からご自身の戦争体験にも及んで、平和を願う切実な思いを述べられました。初めてカードも作成、加藤さんをじっと待っていた!?一冊の本にも出会っていただくことができました。

☆台風を心配しながら、今日は県体。テニス競技は津幡町のコートで開催されました。実は、私は女子監督という名誉職!を頂戴しているのをいいことに、午後の時間を抜けて応援に。津幡町は男女揃ってベスト4に進出!明日は準決勝です。そんな中、県のテニス協会理事長の横山さんから、子どもたちが点字をマスターする身近な機関はないものだろうかとの相談を受けました。昨年、福祉の時間に高校生たちが制作した点字絵本を図書館で展示したことなども伝えながら、視覚障害センターを紹介しながら、図書館でも取り組めることなのかもしれない…と考えていました。

☆朝9時頃「たかはしべん事務所/埼玉県川越」のなみきひろこさんから、もう金沢に着いているので心配しないで…とのお電話が入って、すっかり安心して迎えた今夜の集い《歌とお話の夕べ~たかはしべんさんを囲んで~》は、10月開催の水野スウさんの「紅茶の時間」&細川律子さんの「はまなす文庫」の【20周年記念たかはしべんコンサート】に向けてのスタートとなる出会いです。

 

素敵な世の中を作るために子どもの目線にたって考えあいたいと、べんさんは歌い、語ります。ユーモアたっぷり、あったかく、生きていることの喜びと楽しさを。今日は長崎原爆の日。平和のうたの呼びかけが小さな図書館に響く。

いいね、こんな小さな図書館。自分でもつくってしまいたいとべんさん。

 

金沢から、高松から、宇ノ気からも来てくださって25人、次々しっかり握手して、記念のサインもいただいた。(ワケあって!私のお気に入りの歌は「かじっちゃだめだよ」「いーの」です)明後日の月曜日10:30~、スウさん宅で交流会です。

 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。