小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

継続。。。

この暑さはいつまで続くのだろうか。
とため息ついていたのだけれど、台風が過ぎると、
おやっと思うほど涼しくなっていて、28℃、27℃と気温が下がり、
夜には肌寒いほどになって、とうとうタオルケットから肌布団に替えた。
今朝は26℃、窓から涼風が入ってくる。

スペイン風邪が流行した時代に生きた少女の日記が紹介されたTV番組を見た。
100年という時間を越えて、その心情、周りの状況、世の中の空気までもが
伝わってくる。コロナの時代を生きる今、ひとりの少女のささやかな日記は
歴史の表側では見えない部分を語りかけてくる貴重な記録に思えた。
文字の中に何度でも再現できる時間が生きている…。
毎日綴っていらっしゃる方たちのブログもかけがえのない記録なのだと思う。

図書館時代には、使命感みたいな気持ちがあって、毎日、閉館後に
その日をふり返りながら書いていた。

図書館の広報活動でもあった。図書館の情報公開の場でもあった。
一般の名もなき人たち、子どもたち、ひとり一人の生き生きしている姿、
キラキラしている姿、素敵な光景を伝えたい想いもあった。
家に帰るのはたいてい10時過ぎ、夜のイベント後に書くこともあるので、
11時を回ることもしばしばだった。
斜め前には深夜まで営業の「おやどタクシー」。
夜遅くひとりでいても、明るい街の真ん中に図書館が位置していたので
不安はなかった。嘱託職なので、ボランティア残業をしても町のみなさまに
負担をおかけしないという安心感があった。子どもたちは既に巣立っていたので、
夫の家事分担さえあれば問題はなかった。。。

こんな好条件があって、『ひと言・人・こと』は継続できたのだと思う。
パソコンなどない方たちにと、印刷して、毎日、入り口に張り出した。
そのうち、町内、町外からもメールが届くようになって、
『ひと言・人・こと』はますます私のだいじな日課となった。

『ひと言・人・こと』は図書館に関わった方たちの大切な記録なのだと思う。
今は、自分の自由な時間にあわせて、のんびりと書いているけれど、
足りなかった部分を、記憶、メモを辿りながらできるだけ補充していこう。

こんな私に、金沢に住む若い人から届いた嬉しいメールは元気のもと!

  ~  ………  ~  ………  ~
「小さな図書館の物語」を訪ねるのが、お昼休みの楽しい時間になっています。
「泰夢」は、私も主人と一回、ちょうど一年前にはボランティア仲間と出掛けた折に
立ち寄っています。定食をしっかり食べた後にも関わらず、誘惑を抑えきれずに、
しっかりと甘味も食して帰りました。幸子さんとの共通点が見つかって・・
なんだかわくわく、、、午後も頑張るぞー☆

 

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。