コロナ対策で、先月から図書館で読書会ができなくなって、
それじゃぁ~
「紅茶の時間」に読書会をと提案してくださって、
昨年のように、スウさん宅で「紅茶の詩の時間」。
4月はテニス大会と重なって、
5月は私が曜日を間違えてしまって参加できず、
今回は久しぶり!
読書会のみなさんや紅茶のお客さまにも会えました。
机には八重咲のドクダミの可憐な花たち、
美味しい冷緑茶、
樹々の緑に囲まれ、大きく開け放たれた風通しの良い空間。
BGMは、心地よい小鳥たちのさえずり。。。
キジバト、ヒバリ、、、ウグイス、シジュウカラ、、、
これが野鳥図鑑のCDから流れているとは気づかず、
おつれあいのまあさんからその正体を明かされて、
昨年はほんとにびっくりしてしまった。
この声に誘われて、野鳥たちが姿を見せることもあるそうな。
まるで「森の中の読書会」のようでした。
思い思いに持ち寄った本たちは、
『古木巡礼』(倉本聰/文藝春秋)
『日本の名詩100』(たんぽぽ出版)
『そらあるき』(塩井増秧)
『ずっとそばにいてくれたんだね』(ひらたひさこ)
茨木のり子さん、石垣りんさんの詩、、、
絵本『最初の質問』(2013/講談社)はスウさん。
長田弘さんの詩&いせひでこさんの絵。
今日あなたは空を見上げましたか。
空は遠かったですか、近かったですか。
雲はどんな形をしていましたか。
風はどんなにおいがしましたか。
~
この前、川を見つめたのはいつでしたか。
砂の上に座ったのは、草の上に座ったのはいつでしたか。
~
夜明け前に鳴き交わす鳥の声を聴いたことがありますか。
ゆっくりと暮れていく西の空に祈ったことがありますか。
~
時代は言葉をないがしろにしている。
あなたは言葉を信じていますか。
一連の詩が絵本という形になることで、
詩人の問いかけが、じんわり、ゆっくり心に沁みてゆく。
このところふさぎ込んでいた。
テニスをしたり、本を読んだり、大好きなことをしていても、
胸の奥の重苦しいきもちはどうにも消しようがなく、、、
大切に思う方たちに相次いでご不幸があって、
その途方もない悲しみを思うけれど、どうする術もなくて、
勝手に落ち込んでいた私。
読み、聴き、話しながら、美味しいものをいただきながら、
「紅茶の時間」で緩やかに癒されていく自分を感じました。