おもいがけない嬉しいできごとがあって、
一週間前の秋晴れの日、
久々にeccoの赤い靴を履いてルンルン気分で、
読書会《宮沢賢治を読むつどい》へ。
細川律子さんを囲んで8人です。
いつものように、みんなで「星めぐり」の歌をうたい、
『注文の多い料理店』の美しい序文を読んでスタート、
その日は『土神ときつね』。
あらら~~
ハイネの詩集を手にした、
おしゃれなきつねが履いていたのは赤い靴!
一方、粗野で荒々しい土神は、
きつねがついてしまった嘘を頭から信じ、
激しい嫉妬を抑えきれず、悲劇が起きてしまいます。
一本の奇麗な女の樺の木をめぐって繰り広げられる三角関係。
恋に身を焦がす姿が切なく哀しい物語でした。
* * *
昨日は雨の日、午後はスウさん宅へ。
細川律子さんを囲んで賢治の世界です。
『どんぐりと山ねこ』のワークショップは全員で。
一郎、山ねこ、馬車別当、栗の木、滝、きのこ、りす、
どんぐりたちやナレーター1,2,3…
とくべつの椅子(!)に掛け、律子さんの朗読は
『虔十公園林』、『ざしき童子のはなし』
これまでに何回も、聞いたり読んだりしてきた作品…
不思議なことにかえって新鮮さが増していくのです。
外は雨がざあざあ降っていたけれど、
30回目!の《賢治さんとくべつ紅茶》、
オカリナの音色がやさしい、薪ストーブがあったかい。
* * *
そして、今日も雨。
スウさんを囲んで、5人で読書会《詩をたのしむ》。
心に響くいろんな詩に逢えました。
『あなたにあいたくて生まれた詩』
『地球の上でめだまやき』『山崎るり子詩集』
『宇宙の片隅で』
ミツル・カメリアーノさんの絵本『ありがとう』
そうそう、きりりんさんからいただいたのは
昨日の『どんぐりと山ねこ』のステキな栞!
【一郎&山ねことどんぐりたち】の手づくり栞です。
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賢治さんの作品を満喫した一週間の記録です。