小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

夫のはなし

娘のお薦めで読んだ
『ツボちゃんの話:夫 坪内祐三』(佐久間文子/2021.5)

2020年に急逝した夫への想いが
そのまま率直に書かれていて、しみじみした本でした。
その中にある中学の同級生という理由で、
遠くの歯医者さんまで通っていたという話も好きです。

私の夫もそこは似ていて、往復150㎞もなんのその、
竹馬の友を頼りに通っています。
その帰りには、きまって安倍川餅や水ようかん、、、
好物の甘い名物を買ってきます。

この前の火曜日には、それに加えて
清々しい香りの水仙の花束と
Specialおみやげまでありました。

*~*~*

それは、化学者、発明家、冒険家、社会起業家、、、
ラジオから流れた現役東大生の「村木風海」さんの
二酸化炭素の研究の話。

やっしーとか、そらりん計画とか、、、
ロケットじゃなく気球に乗って成層圏
地球を守り、火星を拓く、、、
初めて知ることばかり、驚くことばかり

弁舌が爽やかで、話もとても分かりやすい。
紹介した歌もなかなかよかった。
あんまり面白くて、感心しながら、集中して聴いて…
一時間があっという間だった、、、
事故を起こさなくてほんとうによかった。

歯の調子もよくなって、安倍川餅を食べながら、
先月79歳になった夫は、それはそれは楽しそうに語る。
私にも聴かせたかったと。

*~*~*

あ、それなら、だいじょうぶ!
《らじるらじる》があるよ!(聞き逃し一週間OK)

 

村木さんの
☆サイエンスノンフィクション(挿絵はお母さん)
『火星に住むつもりです~二酸化炭素から地球を救う』

夫は早速、地元の本屋さんに注文しました。
私は、図書館にリクエストしました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。