小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

地震発生から一週間を経て

地震発生から一週間たちました。

余震も続いています。
昨夜からの雪で一面真っ白です。

今日の北陸中日朝刊の第一面は
「厳寒能登 孤立2300人」

能登は大雪の予報です。
悪天候、悪条件が重なる中ですが、
できるだけ早く、捜索、支援活動が進みますように。


社会面には、

・指定外避難所の把握が遅れ、物資が行き渡らないこと。

・避難弱者(一般の避難所での生活が困難な障害者、認知症高齢者)のための福祉避難所の開設がないこと。

・国に帰ることもできず、寮で身を寄せあうインドネシアからの技能実習生たち。

・避難所での低体温症、ノロウイルス新型コロナウイルス感染の報告など、ひとつひとつの問題も浮き彫りになってきました。

 

それにつけても、
県内最大の震度7、六日には震度6弱を観測した志賀町に立地する、北陸電力志賀原発の敷地内4ヵ所で最大35㎝の段差が発生、二日に発表した3500㍑の絶縁油漏れは、実際には損傷が大きく1万9800㍑だったと知り愕然としました。

いくら、問題なし、安全に異常なしと発表されても、とても信じられません。年一回実施されている避難訓練が、現実には全く役に立たないことも判明しました。

***

津幡町では、昨日から上水道が町全域で復旧して、
飲料水として利用できるとの知らせに
ほっとしたのも束の間、
新たに下水問題です。

広範囲に下水道本管の破損があるらしく、
流れが悪くなっています。
昨年の洪水の時にも経験たことですが、
逆流の恐れがあり、トイレの使用不可の状況です。


元日のあの日、津幡町でも津波の懸念がありました。
知人、友人たちは、高台の運動公園、石川高専へ
緊急避難したそうです。

我が家の前にも用水が流れ、その心配もありました。
津波が押し寄せる映像を見るにつけ、
無事だったことに感謝せずにはいられません。


水も、電気も、家もだいじょうぶ。
能登の被災されたみなさんのことを思えば、
多少の不便ぐらい、どうってことはありません。


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昨日は、町テニス協会の初打ちテニス、
《新春初夢テニス大会》の予定でした。
協会員の親睦を深める恒例の大会です。

今回は《能登地震復興支援テニス大会》として
復興支援募金箱を設けて開催しました。

12歳から最高齢は夫の80歳。
ジュニアたちやOB、若者、中高年が集い
元気いっぱいプレーしました。


勿論、この時期に開催するのはどうかとの声もあり
検討がなされました。
幸いにも、体育館は問題なく使用できる状態でした。
レーニングルーム、ランニングコースも
待ちわびた愛好者の皆さんでにぎわっていました。


自分たちの健康管理に努めながら、
被災地を想い、私たちにできることは何か、
互いに話し合い考える機会になりました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。