*読書会メモ②*
〈詩をたのしむ〉2月8日
きもちが少しでも明るくなれるようにと
先月に続いて元気カラーの真っ赤な服のスウさん、
金沢から電車に乗って来てくれるきりりんさん。
今日は三人です。
被災地のこと、政治のこと、
あれやこれやのつもる話の中で
「セクシー田中さん」を知りました。
あの『天上の葦』の太田愛さんの近刊
『未明の砦』のことも教えてもらいました。
イラン・パぺの『パレスチナの民族浄化』は
まだ届かないらしい。
さて、今日の読書会のために
きりりんさんが選んできてくださったのは
二冊の詩集。
☆2年前に出版の谷川俊太郎さんの『虚空へ』
88編の十四行詩。
言葉の余韻、ゆったりした余白、不思議な世界。
あとがきには「今の夥しい言葉の氾濫に対して
小さくてもいいから詩の杭を打ちたい」と。
有ると無い、気配、うん、わかるわかる~!
と触れたとたんに、するりと身をかわされ
顔を見合わせたたずんでしまった三人。
☆『生きていてほしいんです―戦争と平和』
(編集:谷川俊太郎・田中和雄/2009)
童話屋さんのポケット版のこの【詞華集】には
谷川さんの反戦詩を母体にして
茨木のり子、石垣りん、、、小学生や
フォークソングなど41篇
「この小さな詞華集が、
21世紀の平和に少しでも貢献することを
願ってやみません」と田中和雄さん。
寺山修司さんの《戦争は知らない》もありました。
「野に咲く花の 名前は知らない
だけども 野に咲く花が好き
帽子にいっぱい 摘みゆけば
なぜか涙が・・・」
三人でスマホの
ザ・フォーク・クルセダーズに
耳を澄ませた幸せなぜいたくな時間。
~・~・~
夜、ふと思いついて図書館横断検索で調べてみると
その時間帯に、その二冊の詩集を手にしていたのは
県内では、なんと!私たち三人だけなのでした。
なぜそんなことが言えるか?といえば
所蔵館の貸出状態がわかるからなんです。