小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

『スカーレットの演奏』&「出会いの夕べ」に参加して~感想~

4/30(火)今日は休館日。中での作業ははかどりました!と言いたいところですが、積もり積もっている仕事が多くてなかなか減りません。

でも、明日からの『紙芝居』展示の準備はようやくできました。町国際交流員のアンドリューさんのお母さんから送られてきた絵『スカーレットの演奏』はダイナミックな絵が魅力的!初めての演奏会ですっかりあがってしまった少女・・・どうやってプレッシャーを克服したでしょうか。日本から送った紙芝居『おじいさんのできること』に感動したジェラルディーさんがチャレンジした27枚。図書館で、厚紙に貼って、一枚一枚丁寧にコーティングしました。

☆先週の土曜日の夜の「出会いの夕べ」の感想がさっそく届いています。
森川由紀子さんからは「…岩手なまりの優しい語り口の昔話は老若男女を問わず、
タイムスリップしたようにお話の中に引き込んで下さいます。…私も両親(朝3時ごろから夜おそくまで野良仕事、その上夜なべまでして働き通していた今はなき)を重ね合わせて思い出し感謝の気持ちで胸があつくなりました。このように、あたたかい出会いをさせていただき、その上帰りには細川さん手作りの絣のしおりまでいただき、
るんるん気分で外に出ると、空にはまんまるお月様が「よかったね」とほほえんでいるように、私にやさしい光をふりそそいで下さいました…」

夜のポストに本を返しに来られて偶然の参加となった吉田睦明さんからは「たまたまの機会を得て参加させていただきました…初めての体験故にか大変趣きを感じ楽しかった。はるか昔、うす暗い裸電球の下で亡母から聴いた昔話の数々が思い起こされたりしました。ご自身の体験や活動から本を読む事、文を書くことの意義について説かれ、それは<自分を知ることであったり、心を鎮める事であったりで感性を磨く事に関わる行為>ではないかとの趣旨であったと理解致しました。ともあれ心穏やかなひとときでした…」との感想。

細川律子さん、そして参加してくださった皆さま、心よりお礼申し上げます。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。