8/12(月)子どもの読書活動を広げていくための基礎的な知識、技術を学ぼうと、県立図書館主催の「おはなしキャラバン入門講座」(平成14年度子どもの読書活動推進事業)が社教会館で開かれ、運良く休館日だったので、職員2人と参加することができました。「読み聞かせ・ストーリーテーリング・ブックトーク」の3回シリーズの講座ですが、70人近い方たち(図書館員、文庫関係の方、学校の先生)が参加、関心の高さがうかがえました。今日の講師は佐藤凉子(図書館の学校常務理事)さん、「読み聞かせ実践をはじめましょう~方法と技術~」のテーマで、午前中は講義、子ども読書推進法の意義について意見を述べられ、子ども達にとって基本的なキーワードは「自由で楽しい」こと、さまざまな絵本が次々出版される中で、本をどう読むかは些細なこと、「どの本を選ぶか」が第一なのだと話されました。ブックリストをもとに、子ども達に愛され、読み継がれてきた本たちを、昔話・ファンタジー・ナンセンス・科学絵本・紙芝居の世界へと広げながら紹介。「ことば」に対する感性を!とのお話も心に響きました。午後は演習、4人の方たちの読み聞かせをもとに、読み聞かせの具体的なアドバイスがありました。「基本は素直に」「ゆっくり(ゆっくり過ぎるのも問題らしい!)・はっきり・後ろまで声が届くこと」、語られる言葉ひとつひとつに自信に満ちた輝きがあり、参考になることばかりでした。「方言もひっくるめてその声が自分!」との言葉も心に残ります。共感と再確認と、発見、濃密な一日でした。
読み聞かせに携わる人たちを支援し、共に成長していく図書館でありたい。