小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

子ども読書の日の一日折り紙&「子どもの読書活動推進フォーラム」のご報告

4/23(水)☆11:00~5:00、吉田実さんに協力していただいた《一日折り紙》は、子どもたちもふくめ26名の参加。熨斗袋、金魚、ユニット折りや「桃太郎の世界」など、思い思いに折り紙を楽しんだようでした。(スタッフからの報告、写真で)

☆さて私のほうは、新幹線、埼京線小田急線と乗り継いで参宮橋駅へ。フォーラム会場のオリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟まで、無事にたどりつきました。

都道府県の学校161校、団体・個人58、そして図書館51館のひとつとして表彰を受けました。皇太子ご夫妻をお迎えしての記念フォーラム、文部科学副大臣の主催者挨拶に続いて、雅子さまがスピーチをされ、本の世界のすばらしさ、ご自身の子育ての中での絵本の読み聞かせについて話されました。

記念講演では、松谷みよ子さんが“「ふたりのイーダ」をめぐって”と題して、幼い日の読書体験、赤ちゃん絵本のこと、物語の着想が湧き出てくる源に触れながら、幼い時の記憶が生涯の支えになることを話され、最後に『わたしのいもうと』を深く、静かに、朗読されました。

その後、選ばれた代表による実践事例報告と続きました。図書館代表として、ブックスタート推進の先がけとなった恵庭市立図書館、先進的な図書館としてその名も高い浦安市立図書館の報告がありました。(熊本子どもの本の研究会、愛知県の高校の取り組みなども興味深かったです)5時すぎ、三つの部屋に分かれて表彰式。歴史ある図書館に混じって、7年前に誕生したばかりの小さな図書館の図書館活動が高い評価をいただきましたこと、ほんとうに嬉しく、感謝のきもちでいっぱいです。

広い会場なので、小松市立図書館友の会の方を探し出せませんでしたが、その代わりに、福井の坪川祥子さんとぱったり会いました。隣席になった入善町立図書館の方、駅で一瞬の出会いとなった米子市立図書館長の佐々木満さん……こんな一日でした。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。