小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「つばた昔むかし~白い龍の話・ちまきと大蛇」&《西田幾多郎記念哲学館》開館

6/8(土)11時からボランティア昔話クラブによる「つばた昔むかし」…今日は能崎さんの『白い龍の話』(倶利伽羅峠の昔話)、『ちまきと大蛇』(富山県宇奈月の昔話)でした。子どもたちや大人、ちょうど居合わせた富山県の男性の方も参加して20名ほど、不思議なお話に耳を傾けました。
☆今日、隣町の宇ノ気町に《西田幾多郎記念哲学館》が開館しました。
午後からは記念イベントが開催、上田閑照氏(京都大学名誉教授)の講演「西田幾多郎と哲学」、建築家の安藤忠雄氏(東京大学名誉教授・宇ノ気町名誉町民)の講演「思索の場として」、哲学館名誉館長の大橋良介氏(京都工芸繊維大学教授)と安藤さんの対談「考えることと造ること」は、「西田哲学を理解し安藤建築を読み解くキーワード」として旅・場所・伝統・近代・創造性の5項目に沿って進められました。
安藤さんの創造力の源は緊張感、忍耐力(体力も!)そして、勇気…。
世界的哲学者と建築家の呼応関係を探る魅力的な催しでした。
岩波書店発行の雑誌『図書』6月号に県立看護大学の浅見洋教授(津幡町太田)が
―「心のオアシス」を求めて―のサブタイトルで哲学館の誕生について詳述されています。世界に誇る哲学館の誕生は近くに住む私たちにとっても本当に嬉しいこと!!
明日は映画「ソフィーの世界」上映を始め、記念コンサートなどもあるそうです。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。