小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「誰が言っても好きは好き」&ふしぎ「浮沈子」

8/23(土)☆クイズ《わたしはだぁれ?》は大盛況!今日だけで36人応募です。みなさん、図鑑の調べ方も慣れてきました。

☆「図書館だより夏号」はもうお読みになりましたか。予算の関係で、春号は町の広報に挟んで各家庭に配布していますが、その他の季刊号は来館者のみなさんにお渡ししています。

夏号の《科学随想》は「誰が言っても好きは好き」…自然科学と人文科学の違いをユーモアたっぷり、分かりやすく解説してくださっているのは酒井弥(さかい みつる)センセイ。今回で18回目の《科学随想》です。毎回、できあがった「図書館だより」をお送りすると、おりかえし、すぐにセンセイから励ましや心に沁みるお手紙と、次回の原稿が届きます。

3日前にいただいたお手紙には・・・日本の冷夏とヨーロッパの酷暑、ニューヨークの大停電(コロンビア大学にいらっしゃるご子息からは水も食料も入手できなくて困ったとお電話があったとか)のこと・・・〈~地球はどうなっているのでしょう~何事によらず、あまり大きくなると必ずどこかに「ほころび」が出るものと他山の石とひきしめています~〉…これは、将来の図書館にもあてはまる言葉かもしれません。

そして秋号用の《科学随想》タイトルは、「クラーク博士の開拓精神」…クラーク博士の「実地教育」(単なる実用教育ではない)について述べていらっしゃいます。秋号発行まで待てない方、特別閲覧いたしましょう。

☆昨日の閉館まぎわ、学童保育の関わりの中でお名前を記憶していた江頭和子さん(津幡高校教諭)が訪ねてくださって、楽しい「浮沈子(ふちんし)」を紹介してくださいました。早速ペットボトルを用意して、教えていただいた通りにカウンターで実演しました。

「ほらっ!おまじないして、気合いを入れるとストローが沈むでしょ。」

不思議?ふしぎ?と目をぱちくりしている子と握手して、エネルギーを伝えて・・・浮力を利用した愉快な科学遊びです。

☆明日、明後日は休館日です。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。