小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「生きる」ことの根っこ

9/29(月)休館日

☆ちょっと元気が足りない日。森毅さんの『元気がなくてもええやんか』のいいとこ取りをしながら、ちょっと元気をもらい、時実新子さんの『白い花散った』でゆらゆら遊ぶ。「夢二つ三つ四つ命足りませぬ」「どうしてもゆれる玉かんざしの玉」「白い花咲いたよ白い花散った」心がすーっと軽くなる新子川柳とショートエッセイで愉しんで、次は大江健三郎さんが率直に丁寧に語りかける『「新しい人」の方へ』

そして夜。NHKTV「地球・ふしぎ大自然里山の命の環」のノスリ(鷹)のひなの成長、教育TV「人間講座」ではC.W.ニコルさんの「森からみる」。長野県黒姫に住んで23年、8年前にとうとう日本国籍を取得したニコルさんは「自然のサイクルの中の命」を説き、「あなたはどんな日本を望むか」と問いかけました。「視点・論点」では生命科学者の中村桂子さんが「食」について。偶然見たどの番組も「生きる」ことの根っこを考えさせてくれました。

豊かな思想は美しい言葉になって響きます。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。