小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

町職員研修に参加(能登方面)&小川原湖民族博物館&昨夜の電話のこと

10/3(金)☆数回に分けて実施される町職員研修に、今日は図書館から2人参加。午前中は門前町で〈能州紬織元/絲藝苑(しげいえん)〉を主宰されている上島洋山さんのお話と工房見学、午後は、7月にオープンした輪島の新空間、〈輪島工房長屋〉で約1時間の「沈金」体験。次に訪れる時は、本当の「自分」の作品を創ってみたい!と、密かに思った愉しいひととき。最後に見学したのは「能登空港」、売店では自然に「沈金」作品の技に目がいきます。そして、いつでも図書館員!を忘れない私たちは、走りに走って、4階に開設されている「県立生涯学習センター能登分室」の書庫もしっかり覗いてきました。

 

☆昨年9月21日の「賢治祭」で初めて出会うことのできた田知本先生から、今年の賢治祭の写真と共に、「小川原湖民族博物館」についてのレポートがメールで届きました。ぜひ訪れてみたいと思う博物館でした。博物館であれ、図書館であれ・・・本当に生きているものには必ず哲学があると私も思います。文中で紹介された「唐箕」(風力で穀物の殻などを飛ばす装置)は、昨日の「賢治を読むつどい」でも話題になった道具で、参加された押切存さんが絵を描いて説明してくださったもの。昨日の今日で、不思議な偶然です。

 

☆昨夜「ひと言・人・こと」を書き終える頃、北海道の森池ますみさんとようやく電話が通じました。電話でご子息の大変な事故について知りました。仕事先から帰ろうとした時、屋根から突然何トンもの氷の塊が落ちてきて息子さんを直撃、手術をしてようやく命をとりとめたけれど、その後も次々とさまざまな後遺症が表れ、9月には頭に血腫が見つかり・・・12、3回もの大手術を乗り越え、今ようやく落ち着いているとのことでした。まだ小学生のお子さんもいらっしゃる若いお父さんでした。こんなにつらいご事情があるのに、森池さんのお便りは、前向きで、おおらかで、毅然とされて、しかも温かさに満ち溢れたものでした。

☆明日は10:00~「ワープロ入門」、夜は「野田淳子 内灘コンサート」内灘町文化会館大ホールで6:30~。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。