小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

三通の☆お手紙☆より

影山さんからどうしてもと依頼され、
お引き受けしたことが二つありました。

講演と校正です。いただいたお手紙を見つけました。


~ ~ ① ~ ~

☆平成10年(2004)1月30日のお手紙
「先般はいろいろありがとうございました。下道さんの本に対して、日本点字図書館の本間一夫さんに序文をいただきました。その本間さんが去る9年11月4、5日、NHK朝四時の心の時代で放送されましたので、その録音を同封いたします。また、後藤静香(せいこう)先生の関係の資料等も同封しておきますが、ご参考になれば幸いです。来たる4月16日(木)6時30分、金沢ニューグランドホテルの件で近々打ち合わせに参りますので・・・」

☆平成10年(1998)2月2日のお手紙
「本日は貴館の蔵書受領のお知らせとお手紙本当にありがとうございました。
下道さんの本についてわずかの方でも読んで何かを感じていただければ本望でした。読後の感想を直接著者に知らされることはどれだけ著者の励みになるか判りません。講演依頼状のコピーを同封いたします。これは本日発送しておきました。よろしくお願いいたします。2月2日(月)朝四時のラジオ放送と、中村富子さんの金沢での講演の録音を同封いたします。ご参考にしていただければ・・・」

***

こうして平成10年4月16日(木)午後6時半、「金沢ワイズメンズクラブ」の例会でお話することになりました。場所は金沢ニューグランドホテルの一室、演題は「出会いを育む」。小さな図書館について知っていただくのは嬉しくありがたいことでした。1時間では話しきれません。

開館から1年半の頃でした。

~ ~ ② ~ ~

☆平成16年(2004)2月5日のお手紙
「お便り、そして『ひと言・人・こと』の資料うれしく拝見いたしました。2月3日(火)のところ仲々よく書かれてるのに感心しました。「高慢な人が大嫌い…」どうして判ったのでしょうか?当たっていますが……。「高慢な人は、高慢な人が大嫌い」というコトバを聴いたことがあります。気になります。
中村富子さんにも早速この資料をお送りしておきます。今、『ふるさと再発見』の打ち合わせで、毎日のように谷口さん宅へ行っております。文章のところは、やっと最終段階になりひと安心しているところで・・」

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改めて読みなおして、思わずくすっと笑ってしまいました。
二つめのご依頼は『ふるさと 鶴来 再発見』の校正でした。
仕事の合い間に、気楽に目を通してもらえばいいとおっしゃって。


⁂影山さんにお褒めいただいた『ひと言・人・こと』(2004.2.3)

~影山さんは一体どういった方なのでしょう?8年前、県立図書館長だった表さんが声を掛けてくださって出席した小さな集いと視覚障害の方からの一冊の寄贈書・・・出会いのきっかけはただそれだけでしたが、小さな図書館の成長を気にかけ、情報を提供してくださったり、ご友人を案内くださったり、ラジオ深夜便のテープを送ってくださったり、これまでずっと側面から支援してくださいます。数年前、『わが母/中村久子』の著者・中村富子さんの講演会が実現したのも影山さんのお力でした。先月、女性センターでその中村さんを囲んで21人、ごく内輪の講演会が開催されました。当日は図書館のかるた会で、私は出席できなかったのですが、今日の夕方雪の中、その折の写真や皆さんの感想等わざわざ届けてくださいました。お仕事は印刷業、ワイズメンズクラブの会員、ボランティアで視覚障害の方の送り迎えをされている、お忙しい中いつもにこにこ、高慢な人が大嫌い・・・以外、実は殆ど何も知りません~

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。