小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

阿南慈子さん『ありがとう、あなたへ』&かるた&カブトムシ

1/22(火)濁音・半濁音・拗音も加わって今年の「手づくり図書館かるた」はこれまで最高の101枚になりそうです。今日は締切り期日、作品もほとんど集まってきています。「開館中にお持ちする事ができませんでした。封筒にカルタを入れておきますので、よろしく」…ブックポストの「カルタ」在中と書かれた封筒から、おうちの方のこんなメッセージも。
☆12月15日に配ったカブトムシの幼虫は元気者!でしたね。袋を破って穴を開けて隣の袋に侵入して、9匹も入っていたそうですよ。(今日、4匹返してくださった!もらえなかった友だちにと)
☆阿南慈子(あなみ・いつこ)さんの『ありがとう、あなたへ』がようやく届きました。31歳で多発性硬化症になって「私は病気で目がみえないけれど見たいものはちゃんと見えているかもしれない/声も出なくてお話できないのだけれど言いたいことは全部言えているのかもしれない/足がたたなくて歩いていけないのだけれど会いたい人は皆会いにきてくれているのかもしれない/このように体のあちこち不自由があるのだけれど心はどこまでも自由なのかもしれない・・・」手も足も動かず、感覚もなく、目も見えず、微かな呼吸の中、15年の闘病生活を彼女はまぶしくきらめいて生きた。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。