小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

本から鳥の声が~&第59回寸心忌記念講演会へ

6/7(土)☆「巣」のクイズ当選者3名にプレゼントの冊子は、2000年秋の「野鳥からはじまる環境教育とスキャントーク」プレゼントに応募して、みごと!当選して手に入れたのがきっかけで、環境教育用冊子を余分にいただいたもの。カワセミカワラヒワジョウビタキなど野鳥の絵にバーコードがついていて、スキャントークでなぞると、鳥の声が聞こえます。本から聞こえる鳥の声にみんな興味津々の様子です。

「植物は昆虫のくらしを支え、昆虫は小鳥類を支え、小鳥類はワシ・タカ類のくらしを支える」というふうに、形作られる生態系のピラミッド。野鳥を通して地球の生命がわかってきます。(当選しなかった方も、図書館用の冊子で体験できますよ~)

森の中、家の周り・・・そっと耳を澄まして、本物の鳥たちのおしゃべりに耳を傾けてみませんか。

☆午後2時~、宇ノ気町西田幾多郎記念哲学館で「第59回寸心忌記念講演会」が開催され、読書会「人生“本”談」の方たちと出かけました。浅見洋さん(県立看護大教授/津幡町)が「日常生活と哲学」と題して講演、第3回「出会いの夕べ」のゲストとしてお招きして以来、何度かいろんな場で講演を伺う機会がありましたが、今日あらためて「哲学」の扉の前に立ったような気がします。丁寧で、分かりやすく解説され、西田博士がぐんと身近な存在に感じられました。

日本の教育の中で欠けているのは哲学だと言われているそうですが、すぐ隣町にその哲学を語る場があることは大きな意味のあることと思われます。

☆貸出し170人、669冊。カード7人、カードを作りに来館するご家族も多いようです。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。