小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「不思議なろうそく」に願いごと

7/22(火)休館日 ~ 不思議なろうそく伝説のはじまり ~

☆〈おはなしの時間〉にはきまりごとがあって、カーテンを閉めた薄暗いへやで「おはなしのろうそく」に火を灯し、ろうそくの炎が揺らぐ中で、静かにおはなしが語られる。

おはなしが終わった時、誕生月の子どもたちが集まって、そのろうそくを吹き消して、おはなし会が終了…その消える瞬間に「このろうそくは不思議なろうそくです。心の中で“願いごと”を唱えるとその願いは叶うと言われています」がきまり文句です。

この世は不思議、そんなろうそくがあったら素敵ですね。信じてみたいきもちもあるのです。せっかくのチャンスは有効に使わなくちゃ!と、家族の健康や図書館の未来などその都度、勝手な願いごとをしてきた私。

昨日は、ほとんど諦めながらも「かこさとしさんともう一度会って、握手ができますように~」でした。そうして…帰ろうとした文化ホールの入口で、ナント!なんと!その〈かこさとし〉さんがこちらに向かっていらっしゃるではありませんか。「ほんとにお会いできるなんて!」と、偶然一枚だけ持っていた名刺をお渡しして、も・ち・ろ・ん、握手も!!

変な館長だと思われたに違いありません。

「今まで待っていらっしゃったのですか?」
「いいえ(ハイッ!)、・・・」
と私は「おはなしのろうそく」のいきさつをお伝えして、それから…3階へ走って走って、細川さん、山田さん、鈴木さん…へやの片づけをしていたボランティアの仲間たちと次々握手して、かこさとしさんの手のぬくもりを伝達したのでした。

☆月曜日が祭日と重なった時は翌日も休館日となっています。夕方近く、何時まで開いていますかというお電話の問合せが何件もありました。(今のところ、平日は6時まで)

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。