小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

車椅子で立山登山&「で・あ・い講座~絵画入門①」(講師:田島寿喜さん)

9/6(土)☆河原正実さん(福井県三方町立図書館)から「残暑お見舞い」をいただきました。車椅子利用の河原さんは、この夏、山男にサポーターを頼み、ご家族四人、立山登山を実行されたそうな。事務局長として取り組んでいらっしゃる「ベトちゃんとドクちゃんの発達を願う会」の活動の様子を伝える「ベト・ドクニュース」も同封されています。(掲示してあります)

☆朝10:00~「ワープロ入門」は参加者一名。ボランティアで講師を申し出てくださった原田さんの丁寧でかつポイントを押さえた指導に感心するばかり。毎月第1土曜日の予定です。どなたでもお気軽に参加してください。

☆太島寿喜(じゅき)さんを講師に、夜の「で・あ・い講座~絵画入門①」(参加者15名ほど)

昭和53年9月4日、リュックに30冊のスケッチブックを入れ、着のみ着のまま、インド、パキスタンアフガニスタンを旅した強烈な思い出がお話の中心となりましたが、26、7年前のできごとを回顧し、蘇る記憶の中の想いを噛みしめながら語る太島さん、根底を流れるのは世界平和への希求でした。

異国情緒あふれる美しいスケッチに歓声を上げたり、日本画の基礎的な質問も自由に飛び交ったり、予定の時間を大幅に超過。収集された横山大観の「品のある」絵の具を使って、本当に描きたいものを描いていきたい、命あればもう一度アフガニスタンに行きたいとにっこり語る〈寿喜〉さんは、この10日で「喜寿」を迎えられます。今日はそのお祝いも兼ねた「で・あ・い講座」となりました。アフガニスタンバーミヤン仏陀の53メートルの高さの頭部周辺に描かれていた壁画(実物は6尺四方、1600年も前のものですが、惜しくも近年破壊されてしまったのでした)をもとに描いた日本画色紙を額に入れて、図書館に寄贈くださいました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。