小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

10冊!『ぼくらはみんな生きている』&地域ぐるみでボケ予防

10/22(水)☆『ぼくらはみんな生きている』(原作/坪倉優介)…交通事故で18年間の記憶を失ってしまった青年が新たな人生を歩んでいく姿が紹介されたテレビ番組、9月にドラマスペシャルとして放映されたのがきっかけで、原作を探して、県立図書館の学習文庫10冊を借り受けました。子どもたちにまで人気の本となって、予約がついている状態です。

夏頃に能登地区の方が利用されたらしく、その中の一冊に投函前の葉書が挟まれたままになっていました。美しい文字で書かれた葉書、お心のこもったやさしげな葉書、そのままそっとポストに入れようか。思案の末に、地元の図書館を介して連絡をとってもらって、実はその方がよく存じ上げている方のお身内だとわかりました。電話を通して初めてお声を聞きながら、あまりの偶然の不思議に感動してしまいました。〈あの時、もし~しなかったら〉をいくつもいくつも重ね、細い糸が繋がっていきました。こんなことも…図書館ならではの喜び、幸せ。

☆図書館利用者の方から町主催の講演会「ボケは防げる・治せる」(講師:高槻絹子さん/エイジングライフ研究所副所長)の情報をいただいて、急ぎ参加しました。テーマが誰にとっても切実だったこともあるでしょう。会場いっぱいの聴衆でした。ボケないための生き方とはどういうものか、地域ぐるみで予防のための活動を推進する必要性を力説されました。(『生き生き百歳』等の著書、探しているところです)

☆水曜日はCIR(国際交流員)のレイチエル・リーさんが図書館にいるというので、会いに来る人たちも多いようです。夕方、ALT(外国語指導助手)のジェニファー・カルフーンさんも来ましたよ。(勿論!カードも作りました)

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。