小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

『あなたのことがだーいすき』&『のこすことば~明日へ、未来へ』&『月明文庫目録』

11/25(火)☆3ヵ月に一回、福祉センターでの《マタニティサロン》の研修の後の時間をいただいて、僅かな時間ですが〈ブックスタート〉を行なっています。毎回紹介している写真集『臨月』に感動して自分たちも記念写真を!と計画した(実行したかどうかは?)お母さんたちもこれまでにいらっしゃいます。今日のブックスタートに、河原さんが紹介されたユニバーサルデザイン絵本『あなたのことがだーいすき』も持っていこうと探したのですが、どうしたわけかあるべきところに見つからなかったのです。

が…講師の北島さんを案内して戻ってきたら、おやっ?特別駐車場に駐車して「えほんのへや」でゆっくり絵本を選んでいるのは、久しぶり!のTさんたち。5歳のしんちゃんが具合が急に悪くなって、この2ヵ月ほど集中治療室に入院していたとか。

そしてふと見ると!!お母さんが選び出した本の中になんと!探していたその絵本。あれほど探し回っても見つからなくて、誰が薦めたわけでもないのに…絵本の方から母さんの手に飛び込んだ。

しんちゃん、わかるかな~

シロクマくんのてざわりのあったかさに母さんも感動してた。白いマスクをした車椅子のしんちゃんを囲んで、胸がじ~んとなった私たちでした。

☆河原さんが朗読された『のこすことば~明日へ、未来へ』(福井県三方町編)の「いつも心に」は北海道の31歳の女性が伝える恩師の言葉です。16年経てなお〈あなたに出会えたことを感謝します〉と生徒から信頼される先生…(偶然は不思議!この一冊を開こうとした時、河原さんからお電話が!)

☆《蔵月明氏愛蔵の江戸期を中心とする一大俳書群》三千冊の目録が完成、『月明文庫目録』(県立図書館編集・発行)が寄贈されました。巻頭言には、木上紫雲さんのお名前もあります。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。