小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

椋鳩十さんの最後の授業~今日13:10

昨日のうちにと思いながら
別の書きたいことがあって迷っているうちに
時間がなくなって、今日になってしまいました。

Eテレ「おとなタイムマシン」の
再放送【シリーズ授業・生きものはすばらしい】
(今日の昼1:10~)

82歳の椋鳩十さんの最後の授業です。
1987年(昭和62年)の夏、
生まれ故郷の長野県下伊那郡喬木村
喬木第一小学校五年二組での授業です。

児童文学作家として
『大造じいさんとガン』『片耳の大シカ』…
数々の動物文学の名作を生みだしました。

「…あそこがね、わたしの小さいときの、ちょうどきみたちぐらいのときの遊び場。
“星クソ”をひろいに行ったところ。“星クソ”…知ってるかな…“星クソ”
知っとるひと、手をあげてごらん」

こんなふうに
43名の子どもたち、ひとりひとりの声を聴き、
穏やかに、温かく、言葉をかけ、語りかけ、
生きものの不思議を解き明かす椋鳩十さん。

ウサギ、アマミノクロウサギ、コウモリ、トカゲ、アリ、、、

「それぞれに不思議な力、
不思議なというより、すばらしい、かなぁ。
“すばらしい力”が地球上にあるものぜんぶ
生きているものぜんぶに、与えられているんだよ」

そして、人間には・・・

~☆~☆~☆~

初めて、テレビで放映されたのは、9月30日。
ところが11月に入院、12月27日に逝去されました。

『人間は、すばらしい』(偕成社/1988.3)は
この授業のビデオをもとに上梓された本、
38年前のあの日の授業の活字版です。

11歳だったキラキラ輝いていたあの子たち…今はどうしているだろうか。

 

椋さんの本名は久保田彦穂、
昭和22年~昭和41年の19年間、鹿児島県立図書館長でした。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。