小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

『ぼく、生まれるよ!』『なみだ』&ふさのさんの報告&文芸サークル講座

6/13(木)第2木曜日の読書会「詩を楽しむ」・・・おなかの赤ちゃんからのメッセージ『ぼく、生まれるよ!』と、ふわっと心に染入る『なみだ』。去年の夏、岐阜の小さな絵本やさん「ポレポレ」で水野スウさんが見つけた絵本2冊(作者は駒形克己さん)、そして、詩ではないけれど『日本語ということば』(赤木かん子編)の中の
一編『「あまえる」ということについて』を輪読・・・ところで、今日のスウさんがかぶっていたのは不思議な帽子!きっと、あなたも作ってみたくなる!?キュートなcap!です。
☆今日は手作り大好きの図書館ボランティア・中谷ふさのさんが講師になって、
津幡公民館の高齢者学級「手芸講座」。50人もの方たち(男性5人)が「アンデスの組み紐作り」にチャレンジしたそうです。
「のどがカラカラになったけれど、楽しかった~!」と終わった後に図書館に報告に・・・図書館の本も紹介されたとか。
元気一杯、明るい笑顔の中谷さん、いつもきらきらと輝いています。
☆故郷に根を下ろそうと、作家・川村久志さんが中央公民館で始めた「津幡文芸サークル」。4月の図書館の「出会いの夕べ」が縁となって、今夜は特別講座が開かれました。講師は細川律子さん(高松町)。若い頃から「書くこと」がほんとうに好きだったという細川さん。随筆『宮沢賢治の国より』、小説集『花菜畑』の二冊は生まれるべくして生まれたものでした。「上質」で「世代を超えて子どもたちにも分かり」、「ロングセラーになるはず」という川村さんの作品評もさすがです。
少人数でしたが、誠実な想いが熱く伝わり合うひとときでした。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。