小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

「里山メール」より

6/15(月)休館日

センス・オブ・ワンダーの図書館に届けられる「里山メール」、今日は里山メイトの金沢ホタルの会の加藤明宏さんからのメールです。

小松市のあるところに、川原に下りて撮影すればホタルの最高の映像が撮れるというところがあるそうです。ただ、草が繁っているので躊躇していたらしいのですが、ある日、草がなぎ倒されている。加藤さんは大喜び。誰かが入れたのなら自分も!と草刈機を持って勇んで刈り取っていくと…深さ50センチ、直径は2メーターの大穴、そこかしこにひづめのあと・・・「なんと私の前にその場所に入った住人は、人間ではなくて自然の戸籍上でも優先順位のあるイノシシだった…イノシシは人間を襲うのでしょうか?あっ、ごめんなさい。…生き物たちはすべて防御です。にんげんの都合で襲われたといいますが。」

さすがに怖くなった加藤さん。イノシシの生態に詳しい方、ご教授を!とのことでした。で、図書館として閃いた!のは近刊『イノシシから田畑を守る/おもしろ生態とかしこい防ぎ方』(江口祐輔/農文協)。「誰でもできるイノシシ対策の実態」の項もあり、とにかくイノシシがこんなに魅力あるとは!是非一読を。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。