小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

北欧で感じたこと

7/7(月)休館日

☆5月末、北欧の国で孫娘が誕生。休暇をいただいて、2週間近くあちらで過ごしました。再入院した娘の健康状態も徐々に快復に向かったのでひと安心。七夕の今日、日本に戻りました。

以前に見学したことのある市の図書館が新しくなったと聞いていたので、見学も予定に入れていたのですが、そんな時間的余裕がありませんでした。が、病院や垣間見る市民の暮らしの中で、温かさと誠実さ、賢明さ、自然を愛する精神的豊かさ、男女平等の精神に感銘しました。

昨年の世界統計として発表されたその国の生徒の数学的能力は第1位、国語力は第2位…その高い教育の力は、「ゆりかごから墓場まで」の福祉に象徴されるように、まさしく社会全体で生命の誕生を育もうとする深い尊厳と愛情の精神の結果に他ならないと感じます。

帰路の機内で飛び込んできた日本のニュースは中学生の暗い事件…。駅、車内では携帯片手の若者ばかり…。日本の「教育」ははたして人間の生き方の原点にまで触れているだろうか。あらゆる人々のための生涯学習の拠点として、図書館の担う役割ははかりしれないとあらためて思いました。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。