小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

嬉しいメール&『にあんちゃん』(安本末子著)の復刊

8/21(木)☆昨日、車いすで初来館の林さんから嬉しいメール!!です。

「…さあ、どれから読もうかな?今日からまた新たな挑戦 読書~思い切って図書館に足を運んでみてよかったです~これからもどうぞよろしく。今日は、楽しいひと時をありがとうございました。」

私たちの方こそ、大きな励ましをいただきました。いつだったか、当時、訪問看護センター所長だった浅見さんとバリアフリーの問題について話し合った時、〈(心の問題より)何よりとにかくハード面での環境整備が先決〉とうかがいました。実際に実務に携わっている方の重みのある言葉として受け止めました。暮しやすいとは決していえない現実、だからこそ、同時に、図書館として心のバリアフリーをすべての人たちに呼びかけ続けなければならないと思います。

☆昭和33年に出版されたベストセラー『にあんちゃん~十歳の少女の日記』が復刊されました。今村昌平監督により映画化され、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。佐賀の炭鉱を背景に、在日朝鮮人の四人の兄妹が貧しさの中で、信じあい、心寄せ合い生きるさまが描かれた作品。著者の安本末子さんは今59歳です。

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。