小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

第37回「出会いの夕べ~ゲスト/川村久志さん」

11/22(土)☆第37回「出会いの夕べ」のゲストは、津幡町にお住まいの川村久志さん。テーマは「はるかな旅と出発点」。

31年前に『土曜の夜の狼たち』で第41回オール読物新人賞を受賞し、作家としてデビューして希望に燃えて上京された川村さんが、商業的な小説作家の生活の中で自信と自負が崩れていった過程を率直に語られました。4年程前に地元に戻られてからのご活動や画家である父親の嘉久さんの画集や作品展の紹介などもありました。

〈・・・2002年、どんなことがあっても自分自身の小説から1ミリたりとも逃げやしないぞと決めた夏。〉と復刻版のまえがきにあります。

どうぞ、本当に書きたいもの(川村さんの本当に書きたいものは何でしょうか?)に出会ってくださいますように。今夜は10人ちょっとの少人数の集いでしたが、「今夜来てよかった。力が湧いてきた。ありがとう。」お帰りになる時の川村さんの言葉です。

☆23、24日は休館日。24日10:30~町PTA大会記念講演が福祉センターで。講師は河原正実さん(三方町立図書館)。どなたでもどうぞ!

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。