小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2022-01-01から1年間の記事一覧

戦火の中で配信を続ける人たち

日常生活の中で突然起きたクーデター。ミャンマーの激変について知ったのは、《太田光のつぶやき英語》で見た一本の動画だった。 2月1日の朝、首都ネピドーの空き道路で、いつもどおりにエアロビクスに熱中している女性。その背景にとらえられたのは…広い道…

自由を守るために…ボグダンさんの言葉

ロシアのウクライナ侵攻を受け、中立国のスイスに続き、北欧二ヵ国が相次いでロシア制裁に参加を決断した。世界一幸福な国、フィンランドは娘たちが暮らしているところ。今、フィンエアーも飛べなくなった。恐れていたことが、やはり現実になってきた。 * …

人とくらしたワニのおはなし

「雪すかしに明け暮れた2月でしたが、今日は暖かくなりそうですね。スペインに住む友人のYさんから紹介された本です。」 とっておきの情報を教えてくれたのはモモリンさん。 『人とくらしたワニ カイマンのクロ』(福音館書店/2022.2.10) Yさんの友人、マリ…

戦争は悲劇です

次々に本を読んでいました。その中の二冊は、戦争を描いたもの。 ☆『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』(武田一義/原案協力:平塚柾緒(太平洋戦争研究会)/白泉社) 「第46回漫画家協会賞優秀賞」を受賞した作品でした。「可愛らしい温もりのある筆致ながら《…

『雪国のスズメ』に逢えました

気象予報の通り、昨日は雪が激しく降りしきる日。相互貸借で借り受けた本の期限がきてしまって、雪の中を出かけました。もっとじっくり読んでいたいけれど、相互貸借本の延長は望めません。 * * * 『雪国のスズメ』(佐野昌男/精文堂新社/1991.4)1974年…

セレンディピティから生まれるもの

先日の夫の話は楽しげで、面白くて・・・ふわふわ夢のような話!!実現したらいいな~と信じたいきもちでいっぱいだけれど、、、かつての割烹着姿の研究者の方の件がちらっとよぎって…。 * * * ふと「セレンディピティ」という言葉を思い出しました。今は…

必ずコップ一杯の水分を

一週間ぶりにスウさんの《紅茶なきもち》を開いてあ~なんてこと…と、びっくり!! 2月5日、なんともヘルシーな大ご馳走の写真に見惚れたばかり、なのに、、、今日のブログには、なになに?「紅茶の時間しばらくお休みします」・・・のお知らせです。 2月7日…

夫のはなし

娘のお薦めで読んだ『ツボちゃんの話:夫 坪内祐三』(佐久間文子/2021.5) 2020年に急逝した夫への想いがそのまま率直に書かれていて、しみじみした本でした。その中にある中学の同級生という理由で、遠くの歯医者さんまで通っていたという話も好きです。 …

ある鍛金作家との出会い(その三)~足跡

自画自賛~と笑われそうだけれど『ひと言・人・こと』は図書館の検索カレンダーとしてなかなかすぐれものだと思う。たった四年間の情報発信に過ぎないが、知りたいことをキーワードで検索すると みごとにヒットすることがしばしばあって、その便利さに我なが…

ある鍛金作家との出会い(その二)~寄贈の本

図書館には、さまざまな寄贈本が届きます。政治や宗教の布教、特定の企業のPR資料等はお断りするのが一般的です。 自費出版物寄贈については、以下に該当する資料は受けつけることができないと明記している図書館もあります。 自分史、家系に関する著作 小説…

ある鍛金作家との出会い

「みかんの図書館」の山代温泉はある美術館主との出会いを思い出させてくれた。 これまでにいただいたお手紙を開いたり著書を読んだりして瞬く間に一週間が過ぎた。 高岡嘉久さん、大正14年8月18日お生まれの97歳。どうしていらっしゃるでしょうか。お元気で…

「みかん」の図書館

「~今朝何気なくテレビを見ていたところ、NHKで「ショートストーリーズ」という番組をやっていました。加賀山代温泉の中に「おんせん図書館みかん」というコミュニティースペースがあるそうです。ご存じでしたか?ひとり一棚、オーナーになってお気に入りの…

☆マークはないけれど

2002年8月2日のブログに、【M君が教えてくれたこと】を書きました。 Mさんのお陰で、秋山ちえ子さんの「談話室終了」の情報を知ったこと、その二年前の「大発見」についても自慢した記録です。(リンクすればいいのでしょうけれど、自信がなく…、よろしかっ…

図書館の新聞愛読者

今日の夕方、図書館へ行ったときのことです。 「ありがとう!」 聞き覚えのある元気な声!カウンターへ新聞を返していたのはMさんでした。 昨年も、一度、彼の姿を見かけたことがありました。今も、図書館通いをしているんやね~、よかった~、声をかけよう…

新聞

若い人たちだけでなく、新聞を購読しなくなった人たちが増えているらしい。ネットで新しい情報が簡単に手に入る時代、紙媒体の書店が減っていくのと同じ流れなのでしょう。 我が家は、早朝の新聞から一日が始まります。目覚めの早い夫が老眼鏡をかけ、布団の…

図書館の「福袋」と「本棚」

お~!!いいな~~一週間前、図書館の明るいニュースに気分がはなやいだ。 * * * お正月明けの図書館でずらり並ぶ「本の福袋」!10年前、金沢市の玉川図書館から始まった名物企画だ。 今では、金沢海みらい図書館と泉野図書館、市内三つの図書館が同時開…

私たちの新年ウォーキング~ことり

今年も二人だけでしたが、幸せにも、お正月らしくゆっくり過ごし、元気にウォーキングをすることもできました。 * * * 元日の午後は、恒例の森林公園へ。(新型コロナの前年までは、帰省した娘も一緒でした) 公園内の山道は積雪30㎝、持ってきた長靴に履…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。