小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2022-01-01から1年間の記事一覧

天から・・・

今朝の新聞の一面には、昨日の名古屋高速での大事故。横転したバス、衝突した乗用車が炎上し、死傷者9人とか。 運が悪ければ、群馬からの全国中学生テニス大会からの帰路の事故はあわや、大惨事になるところでした。 *** 明人くんが見守ってくれていたよ…

~「8月18日」の続き~

バスが到着したのは、もう2時近くでした。次々に降りてくるこどもたちを、先に到着していたお父さん、お母さんたちが迎えました。ほんとによかった~。こどもたちも、校長先生も、ふたりのコーチも、みんな無事で。 夫の話では、左前輪のバーストですごい音…

8月18日

今日は小さな図書館のメモリアルデー。私のひそかな祝日! 2020年のその日には「センス・オブ・ワンダー記念の日」(https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2020/08/18/140013) 2021年には「メモリアルデーのできごと」(https://hitokoto2020.hatenab…

平和を続けるためにできることは

戦後77年の終戦の日、今日の中日新聞社説は、「国民を死なせないよう」に、でした。 そして、4ページにわたる「戦争と平和」の特集号! ☆小原美由紀さんが手にしている絵本、『戦争のつくりかた』の改訂版が緊急重版されたこと。 ☆歌人・馬場あき子さんのイ…

《エクレシア会報》より

あれから40年が過ぎ、明るく、元気に、家業を切り盛りし、困っている人の力になりたいという頼もしい由記子さんですが、話が及ぶと、さすがに涙ぐみそうになります。 由記子さんは、和賀真也牧師に出あい、たくさんの統一教会の資料や文鮮明の御言葉集なるも…

手をつなぐひとたち

『統一協会と文鮮明・その青年たちの心理を探る』(1981)は、和賀真也牧師と、協会から脱出した体験者の勇気ある協力によってまとめあげられた労作。「世界制覇計画、学界への工作、政界に関係をつけ、経済界の進出の機をねらう」など、現在次々に浮上して…

町家カフェでは出逢いがうまれる

久しぶりに!小さな図書館から発信していた《ひと言・人・こと》や読書会のことについて語る機会がありました。居心地のいい空間は、人の心を開放し、糸を手繰り寄せるように繋がっていくものなのですねぇ。 それは、昨日、金沢東山の《豆月》さんでのひとと…

統一”協会” ~元信者として~

7月15日の朝でした。たまたまつけたテレビ番組で、金沢大学の現役教授、仲正昌樹さんが旧統一教会の元信者として詳細を語る姿に、勇気ある女性のこと、寄贈された本のことを思い出したのでした。よく覚えていてくださいましたね!と喜んでくださって、多くの…

統一"協会”

~ 贈呈 ~ 自分の体験談が 津幡町内の方々の お役にたちますように 祈りをこめて 1996年8月6日 さかいゆきこ ~ ・ ~ ・ ~ 7月10日に小さな図書館が開館してまもなくのことでした。 本を寄贈してもいいでしょうかとやや遠慮がちにお申し出をいただいたの…

糸が、つながって

かねてからの計画通り、夫も私も、自分たちの予定はゼロにして娘たちを迎えました。その上、何年ぶりでしょう。忙しい息子が姉と姪のために遠方から駆けつけました。 ☆餃子包み器(百円ショップ製品)☆「ラミィキューブ」 息子らしいアイデアです。初めて目…

4年ぶりの娘たちと夏休み

パソコンを開くのは一ヵ月ぶり。 『小さな図書館のものがたり』の更新が止まったままでいるのに気づいたらしく、友人、知人から「元気?」とそれとなく訊かれます。 新型コロナウィルスの第七波が急拡大しているので、ご懸念ももっともですね。 気にかけてい…

チョウ目の主体は?

ヤマアジサイのクレナイのお隣で、青紫のガクアジサイが色づき始める。今年はせっせと水やりをしたせいか、例年にもまして色鮮やかだ。 友人から分けてもらったコスモス苗は3ヵ所に植えてみた。玄関前のはまだ蕾も見えず、どんな色が咲くのかしらん、白?ピ…

よしのり先生の最後の授業

この間の日曜日のことです。早朝の町のクリーンキャンペーンに参加して草刈り、それから食事、洗濯、掃除、、、一通りのことを済ませ、ちょっと一服しなくちゃとテレビのスイッチを入れると… ~~~~~~ 「雨にも負けず」 宮澤賢治 雨にも負けず風にも負け…

梅枝尺はピラカンサスが好き

息子から立派な紫陽花の写真が届いた。我が家のはまだまだ蕾。 その隣のヤマアジサイの「クレナイ」は5、6年前、友人からもらった一枝。今にも枯れそうな細い枝だけれど可憐な花をいくつも咲かせている。白から紅色に変化する装飾花の艶やかさははっとするほ…

毎日…あたらしい私

5ヵ月ほど前だったか、《令和の寺子屋》プロジェクトというTV番組を見た。会場は豊臣秀吉所縁の醍醐寺、生物学者の福岡伸一ハカセが、20人ちょっとの小学生に授業を展開した。 生命ってなんだろう?全ての生物はなぜ必ず死を避けられないのか?死の意味とは…

タンポポの綿毛

どんなに遅い時間になっても、休みの日にも、《ひと言・人・こと》を書き続けた20年前、図書館からの発信の原動力はなんだったろうと思う。朝から晩まで自由な時間がたっぷりあるのにね、今は。 ひどい戦争。温暖化に拍車をかけるどころか、ヒートアップ!地…

甘いものが好き…

ちょっとブログをお休みしていたら、友人からご機嫌いかがと問い合わせ。はい、変わらず元気です。 長靴を履いて、玄関先の植木鉢に水やりしたり、家の周りの小さな畑と庭を一巡したり、土いじりを愉しんでました。ついつい戸外の時間が長くなりました。 ミ…

34年目の『いのみら通信』最新号

軍事的に中立路線を維持してきた北欧二ヵ国が、NATOへの加盟申請を表明した。束の間の70年で、世界は大きく変わりつつある。 * * * 5月13日発行の『いのみら通信 NO.115』にはウクライナの戦争を通して考えること、信念を貫いたバーバラ・リー議員のこと…

世界でたった一冊~手づくり図書館かるた

『広報つばた』5月号の表紙は、元気な鯉のぼりたちが青空を背景に元気いっぱい泳いでいます。表紙を開いたページのトップにあったのは「津幡かるた」完成のニュースでした。 監修/教育委員会生涯教育課、制作/町観光ボランティアガイド「津幡ふるさと探偵団…

テニスの日&読書の日

4月30日、金沢城北市民テニスコートで北陸シニアテニス春季大会が開かれました。参加者は福井、富山、石川の161名(男性69名、女性62名)、お天気に恵まれたいい日でした。パートナーが変動なので難しいこともあるけれど、一期一会の試合は自分をためすチャ…

能登からの通信

巣作りに余念がない若いスズメたち。今年も、テニスコートを見わたすパーゴラの錆びた鉄骨の四方の穴に、カップルたちが出たり入ったりしている。鶯の声も竹藪あたりから聞こえる。 ウグイスって若草色でしょ?それはね、メジロ!、、、ブログで学んだ私は自…

『てのひらごよみ』

「お誕生日のプレゼントです」と一昨日、頂いたかわいい袋。 先月は誕生月だったけれど、思いもかけないこと、、、いったいなんでしょう? ふくろの中身は一冊の本とやまねこご夫妻からのふんわりメッセージの《atelier tasola》のポストカード。 ☆~☆~☆~☆…

小さな町のプロテニスプレイヤー

はっとするような桜吹雪!!風もないのにちらちら、はらはらと降りそそぎ運動公園へ向かう坂道はみるみる桜色に染まってあまりの見事さに車を停めてしまいました。数日前のテニス大会の日は満開になったばかりの桜並木道でした。 * * * 4月7日に開かれた…

お花見に誘われて

数日前、夫と訪れたときにはまだ八分咲きだった森本の北部公園、昨日はすっかり満開でした。 友人たちの発案で、前日にいきなり決まったお花見会。木陰にシートを広げて、四人で足を投げ出して美味しい玄米弁当をほおばっていたら薄ピンクの花びらがひらり~…

《ひとりぼっちの映像詩》のお知らせ(今夜10:00)

今夜10時からEテレで《福島モノローグⅡ》が再放映があります。心に留めたい番組、ぜひご覧いただきたくて、急ぎお知らせします。 東電福島第一原発から15キロ圏内にある富岡町にとどまり、電気も水も止まった故郷で、ひとり闘う松村直登さんのドキュメントで…

人とくらしたワニのおはなし~その2~

3月30日の地元各局の夕方のニュースは金沢気象台のサクラの開花発表。ソメイヨシノの標本木を見上げて、お二人の職員が数えます。午前中はまだもうちょっとでしたが…午後になって、一つ、二つ…五つ、「六個咲いていまして開花基準を満たしているので開花です…

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』①~⑪読了

リクエストの本を受け取りに図書館へ。2月27日のブログ《戦争は悲劇です》で紹介した穴水図書館蔵の『ペリリュー』(武田一義/白泉社)最後の、9、10、11巻です。 副タイトルは《楽園のゲルニカ》原案協力は平塚柾緒さん(太平洋戦争研究会)30冊近くに上る…

『 For Sama 』

爆撃でことごとく破壊される街ロシア軍の戦闘機の爆音自由を求め、抵抗する人たち血まみれの負傷者、死者が次々に病院に運び込まれるその病院までもが、標的にされていく。 これは2012年4月~2016年12月のシリアの都市アレッポの映像。 NHK「ドキュランドに…

CDを聴きながら

最近まで元気そう、だったテニス仲間のMさんが59歳という若さで旅立ちました。大好きなテニスを楽しみながらの四年間の闘病でした。 テニスの練習の合間に、ふっとコートから姿を消してタケノコやら、ワラビやら、タラの芽やら、一抱えして戻ってきて、私た…

いま生きているということ

明日はゴミ収集日。小さなゴミ袋を出しに行ってふっと星を見上げていたら、谷川俊太郎さんの『生きる』があふれてきて、胸いっぱいになった。 この詩に出会ったのは20年前の第30回「出会いの夕べ」。 福井県三方町図書館の車いす司書さんの河原正実さんが語…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。