小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2023-01-01から1年間の記事一覧

誕生日に図書館へ

別サイトの『ひと言・人・こと』(2001年~2005年)から『小さな図書館のものがたり』への移動、改訂作業は、今、2003年5月まで順調に進んでいます。 今日は嬉しいことがありました。 その後、膝の調子はどうですか?気分が塞いでいませんか?一ヵ月遅れの誕…

一緒に、とめたくて、走りたくて

カタログハウスの『通販生活』では体に害の少ない、環境に負担をかけない、と思われる質の良い製品が扱われています。 眺めているだけでも心地よい商品魅力もさることながら、堂々と主張する政治的内容(反原発、憲法9条の固持、反基地など)におおいに共感…

県内で自生の「ムジナモ」発見

NHK朝ドラが、大好きな牧野富太郎さんを主人公にしているので、時々見るようになりました。折も折、「牧野富太郎博士ゆかりの水草ムジナモ(絶滅危惧IA類)国内自生地を発見」のニュースが流れました。その国内唯一の「自生地」というのが石川県内の農業用た…

至福の読書会~石牟礼道子さんの詩画集

今週は「詩をたのしむ」読書会でした。水野スウさんは、はるばる奈良へ出前講座で出張中。黄砂飛来も影響しているやもしれません。二人だけの読書会でした。 きりりんさんが金沢の図書館で選んできてくださったのは石牟礼道子さんの詩集です。 ・・・・・・ …

賢治さんの恋ものがたり

先週の「宮沢賢治を読むつどい」の読書会は大盛況でした。年度初めということもあってか13人が参加、いつもの椅子では足りなくなって補充しました。 *** その日は朗読劇『シグナルとシグナレス』のワークショップでした。 一番列車、電信柱、倉庫、そして…

『ふるさと 鶴来 再発見』の校正のおてつだい

「校正」といえば、「プロフェッショナル」で知った大西寿男さん。出版物を支える重要な人、まさに「縁の下の力もち」。決してその名が表記されることはないけれどなくてはならない存在で、作者、編集者から絶大なる信頼を得ている方と知り、そのお仕事ぶり…

三通の☆お手紙☆より

影山さんからどうしてもと依頼され、お引き受けしたことが二つありました。 講演と校正です。いただいたお手紙を見つけました。 ~ ~ ① ~ ~ ☆平成10年(2004)1月30日のお手紙「先般はいろいろありがとうございました。下道さんの本に対して、日本点字図…

影山さんとの出会いは一冊の本

影山雅一さん、10年以上もご無沙汰していました。どうしていらっしゃるかと気になっていた方でした。新聞でお名前を目にして、お元気なうちにお訪ねすればよかったとしきりに悔やまれて、せめて最後のお別れをと、クリスチャンの友人にナビをお願いしてセレ…

今夜の再放送番組のお知らせ

フィンランドのNATO加盟決定の新聞記事に複雑な思いです。スウェーデンと同時加盟なら安心なのですが。 明後日は元気なおきゃくさまたちがみえるので、午前中はへやのお片付け。散らかった新聞切り抜きやら、本やら、ほとんど私のものばかりです。だいじな手…

「出会いの夕べ」の思い出~中村富子さんを迎えて~

今日の新聞第一面は、「新年度は相次ぐ値上げで変わる暮らし」、「電力3社のカルテルで過去最高額の課徴金1010億円」。 桜満開の兼六園の写真に、ちょっぴり明るいきもちになります。27日から2日まで兼六園は無料開放で、初日の4万人超から5万人、6万人と入…

『イマジン』の世界をおもう

「すべて米国の侵略戦争から始まった」「イラク正常混迷20年」 一昨日の中日新聞の二面はこんな大きな見出しでした。つい先日、別サイトの小さな図書館の『ひと言・人・こと』から移行した記事は、20年前のちょうどその頃のもの。図書館のカウンター周りで静…

せんはうたう~風にふかれて

いつものように、こじんまりした《詩をたのしむ》いつものように、すてきな詩に出逢えた二日前の読書会。 きりりんさんが紹介してくださったのは『せんはうたう』(詩・谷川俊太郎/絵・望月通陽/2013) 谷川恵さんがひとりで始められたという「ゆめある舎」…

金沢~広島~響歌

久しぶりに帰郷した上の娘と一緒に金沢の街を楽しんだ日曜日、暖かい一日でした。「金沢市内一日フリー乗車券」を手に、石川県立図書館~天徳院前のお蕎麦屋さんでお昼~如来寺の石地蔵群~ここまでは、友人のおかげで自信たっぷりのコースでした。 偶然にも…

 人と人の思いをつなぐ絵本です

《いまいちおし!!の絵本》 ぜひご一読を知り合いにおすすめを世界中で翻訳を “こじんに むけて ちいきに むけて せいふに むけて こっかに むけて みらいに むけて ちきゅうに むけて NO WARの きょうれつ メッセージ” 【コッチさん】が心をこめて紹介くだ…

「図書室のある焼き芋屋」さんがオープン☆

一ヵ月前の中日新聞、随時掲載の「本のある風景-2-」に楽しそうなお店のことが大きく紹介されていましたが夕方のHABの人気番組《人生の楽園》でも全国紹介されました。 ☆《図書室のある焼き芋屋 ハレオトコ》☆ お店の目印はチョークで書かれた看板です。長年…

彼女の祖国

圧巻のドキュメンタリー「正義の行方~飯塚事件~30年後の迷宮」についてのブログhttps://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2023/01/19/165458を読んだ知人から、先日の再放映を見たと聞いてちょっと嬉しい気分です。 *** 実は、12月28日の同じ日、あの…

新聞の投稿に惹かれてリクエスト

二週間ばかり前のことです。北陸中日新聞の「発言」欄に一冊の本の紹介がありました。このほど刊行されたという能楽師・藪俊彦さんの写真集『能を楽しむ』 金沢の能楽の発展に寄与し、新たな可能性を追求してきた方の新刊。制作のお手伝いをされ、藪さんと楽…

『二平方メートルの世界で』~言葉は水~

Eテレの《ハートネット》はその名のとおり、あったかいきもちが伝わる好番組ですね。先日、「言葉はめぐる」のタイトルに惹かれて見た番組で絵本『二平方メートルの世界で』(小学館/2021.4)に出逢えました。 作者は病気で入院を繰りかえしていた前田海音(…

今日も新聞をじっくりと

国枝さんのご家族のご苦労をいつも伝え聞いている友人からのメールです。 「今朝の新聞をじっくり読みました。“最高のテニス人生”本当に素晴らしい!障害者福祉としてのパラリンピックをスポーツとして発展させて功績は大きいですね。アスリートを支え続けた…

引退♡おめでとうございます

国枝慎吾さんの引退を知ったのは1月22日のNHKのニュースでした。 そして今日、200人近い報道陣を前に引退会見。いつもの明るい笑顔で、その経緯を語りました。 「東京のパラリンピックの金メダルが僕のなかではピリオドだったのかな」 ☆向き合ってきたものは…

ヒマラヤを踏破した最初の日本人~慧海~

昨年の11月、図書館の新刊コーナーでふと手にとったのは沢木耕太郎さんの新刊『天路の旅人』ラマ僧に扮して中国大陸の奥深く潜入した西川一三の物語です。 その「主要参考資料」一覧に『チベット旅行記』(上・下 河口慧海)も紹介されていました。 *** …

ほんとうの幸いとは?

蔵書点検で図書館は閉館中ですが、シグナスの一室が使用できるということで、細川律子さんを囲んで、2月の読書会「宮沢賢治を読むつどい」が開催できました。 運よく寒さも緩み、金沢からの参加もあって7人。12月1日に『黒ぶだう』『さいかち淵』をたのしん…

ただ今、蔵書点検中

石川県内で1万世帯を超えて断水したニュースが全国放送で流れ、しかも、お隣のかほく市は5400世帯。北陸の冬、大雪は珍しいことではありませんが、寒波によるこれほどの漏水事故は初めて。石川県の「住み続けたい自治体」ランキング1位のかほく市でしたが、…

傘寿に乾杯☆

今日でおとーさんは80歳だよね。 傘寿っていうのね。 健康でいてくれて、 いきいきと暮らしてくれて ありがとう。 昨日スカイプで話せて良かった。 先日…山奥で暮らす息子からもらったメールに私もうるうるしてしまった。 夏にテニスのパートナーを亡くした…

『月刊スガイ』が県立図書館の蔵書になりました☆

町では数年前にTSUTAYAが撤退して小さな「スガイ書店」一軒だけになりました。本や雑誌の他、文具、事務用品などが並ぶ老舗書店は今年、創業103年を迎えます。 大型店が消えるという寂しい状況のなかでエネルギッシュな小さな書店の明るい話題です。 *** …

飯塚事件の30年

駅の無人化反対訴訟の弁護士さん……私ははっとしました。あの「飯塚事件弁護団」の代表、徳田靖之弁護士! *** お正月の帰省客がないせいで、年末からお正月は、読書三昧、自由気ままな時間でした。 テレビも観ました。「鎌倉殿の13人」総集編「ロックが壊…

吉田春美さんの生きかた

JRひまわり号のこと、共同作業所どんぐりのこと、ハートネット《我がままに生きて ある重度障害者 最後の日々》で初めて知りました。 「昨年9月、末期がんのため69歳で亡くなった吉田春美さん。脳性まひで車いす・呼吸器ユーザーの吉田さんは、地域の障害者…

漆原宏さんのライフワーク

《『ひと言・人・こと』復活!》https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2020/05/11/161624 これまでにも書きましたが、「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた小さな図書館、その後半の2001年3月31日~2005年4月30日までの4年と一ヵ月。そこ…

『母の友』の糸をたどってゆくと

あったらいいな~、ありますように~ 確かめたいことがあって、福音館書店の『母の友』1987年7月号を二階の押し入れへ探しに行った。スチール棚に古い順に並んでいる。友人が一年分を贈ってくれて それ以来、継続して購読していた~おかあさんとともに歩む雑…

露天風呂で聴いた『あかいくつ』

夫と二人だけのお正月でした。年末から昨日までの五日間、炬燵にもぐってテレビを見たり、本を読んだり、甘いものを食べたり、自由気儘に過ごしました。クリスマステニス大会は無理だったので、新春テニス大会にはなんとか参加したいのですが、膝の調子がい…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。