小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

2023-01-01から1年間の記事一覧

「こころの時代~翻訳者・坂東弘美」より

『はだしのゲン』はわたしの遺書、わたしが伝えたいことは、すべてあの中にこめました、と中沢啓治さん。 『はだしのゲンはヒロシマを忘れない』(中沢啓治/岩波ブックレット/2008年)ではゲンはぼく自身、ぼくの目に焼きついている原爆の姿、しつこく、しつ…

私たちは黙らない!

『私たちは黙らない!』~平和を求め軍拡を許さない女たちの会~(関西/編) 2022年12月23日、岸田政権が閣議決定した23年度政府予算案は、歳出総額の9%が軍事費、27兆円から5年で43兆円へと膨らむ。 この異常な大軍拡路線の危機に猛反対する女たちが、わ…

岡山駅でハプニング

帰路は順調とばかり思っていたのに、夫から岡山駅でのハプニングを聞いて、驚くやら、あきれるやら… 忙しくて、おみやげを買えなかった夫は、まだ大丈夫だと判断して、座席に荷物を置いたまま、ホームの売店でお土産を買ったはいいが、おじさんのお釣りの計…

おかえりなさい☆

“感謝の気持ちを込めて一球一打、ベストを尽くします”今年もこの言葉がチームの目標でした。 一回戦の相手は、名古屋市立守山東中学校。昨年の全国大会のダブルス個人戦で優勝したかの有名な双子の松本兄弟(三年生)がいる強豪校。 津幡中も健闘したらしい…

夏のおはなし会☆『お寺の掲示板』より☆ぶじに香川県へ

~~ 一週間前のことですが、忘れないように書き記しておこうと思います~~ “12日(土)2時~ 「夏のおはなし会・のまりんの紙芝居」です。絵本クラブは、ホント 久しぶりにブラックシアター《赤ずきん》を制作しました。ちょっと気分転換を兼ねて、おいで…

飛んできた息子・・・

ブログを読んでくださったみなさま、そして、コメントくださったマー君のママさん、コッチさん、ユカさん、uwisizenさん、スウさん、きょうこさん、ほんとうにありがとうございます。何かできることはないかと声をかけてくださったり、アドバイスくださった…

線状降水帯の夜のこと

7月12日、それは娘たちとの最後の夜でした。4人でラミィキューブを楽しんでいた時、【大雨、洪水】の警報が一斉に鳴り響きました。夫は大丈夫だと言いますし、私もまさかと思っていました。娘たちは雷雨におびえながら、時々、玄関先に出ては心配しています…

線状降水帯が発生して

☆ブログが6月20日から更新されてなく寂しいやら、気になるやら~お忙しいだろうなーと思いながら。お時間ができたら、ブログ待ってます……☆ 昨日、Aさんからいただいたメール。なんて嬉しいメール、ありがとうございます。 私も、いつも訪ねている方たちのブ…

【美の壺】~心を癒す宿~に和田屋さん

白山市鶴来町の和田屋さんが「美の壺」で紹介されたこと、友人が知らせてくださったおかげです。17日、再放送を見ることができました。いつも好んでチェックしている番組なのに、なんともうっかりしていました。 タイトルは「心を癒す宿」修善寺温泉の老舗旅…

お気に入りの「そらなび」情報

昨日は暑すぎる日でしたが、カーテンやら、暖簾やら、気になっていた洗濯物が次々に完了。夏のお茶用に採取したドクダミもカラカラに乾きました。 先日は、深夜から早朝にかけて、突如、たたきつけるような雨音、雷雨に驚かされました。16日(金)夕方のNH…

スピちゃんの広がり~猿田佐世さんの講演

「きもちは、言葉をさがしている~「紅茶の時間」とその周辺~」マガジンで連載しているスウさんのエッセー。 第50話の原稿(A3四頁)には、5月にスウさん宅で開かれたスピンオフ上映会のことが書かれていました。 ~*~*~*~ 戦争では基地や武器があ…

《内灘闘争70年記念シンポジウム》と『内灘今昔物語』

日曜日、隣町の「内灘闘争70年記念シンポジウム」に参加しました。「金は一年 土地は万年」と書かれたむしろ旗スローガンが飾られた内灘町役場町民ホールは、次々に椅子を補充してくださっても追いつかないほどの大勢の人たちでした。高齢者のみならず、若者…

三人展【無・風・宇】のこと

北國テニス大会で、夫の活躍をハラハラしながらご夫妻で一緒に応援してくださった森野さんから素敵なハガキをいただきました。 ~*~*~*~ 定型郵便ハガキの最大サイズ、120mm×235mmの大判はがきに筆で書かれた三つの文字は 【無】【風】【宇】 無:森野…

序文~『或る農学生の日誌』~『稲作挿話』

賢治さんが26歳の頃の9篇の童話が収録された『注文の多い料理店』その巻頭に透きとおるように美しい序文があります。 wuisizenさんからいただいたコメントで三年前のブログを思いだしました。 https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2020/12/05/134222…

ふたりだけで《銀河鉄道の父》

6月1日の読書会「宮沢賢治を読むつどい」。いつものようにみんなで「星めぐりの歌」をうたい、『注文の多い料理店』の素敵な序を読み、その日は『或る農学生の日誌』を始めるはずでした。 ところが、細川律子さんの「昨日《銀河鉄道の父》をみてきたんです…

「能」をたのしむ

《新聞の投稿に惹かれてリクエスト》https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2023/02/18/164328 寄贈依頼はその後どうなったか不明のまま4月、それとは別に相互貸借で見ることができました。 小川正吾さんの言葉のとおり、ほんとうに美しい本でした。藪…

ご褒美は☆1454ポイント☆

5月22日(月)から28日(日)まで、金沢市城北市民コートで、北國ベテランオープンテニス選手権大会が開かれました。ベテランJOP対象大会ということで、35歳以上の選手が全国から集まりました。 ・・・ネット情報によると「ベテラン大会」とは・・・ *35歳…

酒井弥先生の「科学随想」⑱⑰

おやど商店街のNTT事務所跡を借り受け、1996年から2005年春まで開館していた「小さな図書館」の建物は、今もそのままに残っていて…買い物の行き帰り、車を走らせながら、いつものくせで、空っぽの図書館をちらりたしかめる。 建物横の駐車場入り口には今年も…

「スピンオフ見る会」が広がりますように

4月23日のブログ【一緒に、とめたくて、走りたくて】に書いた《沖縄、再び戦場へ》のスウさん宅で開催されたスピンオフ上映会に私も参加しました。 「フェイク大流行りの昨今だけど、三上さんの映像は現実。戦争を沖縄だけの問題にさせられている、沖縄の人…

伝言の灯(ヒロシマ~ナガサキ~ビキニ~フクシマ)

今日からからG7広島サミットが始まりました。共同文書案の中にあった「核軍縮」はどうなったでしょうか。 ⁂ ・ ⁂ ・ ⁂ ・ ⁂ ・ ⁂ ・ ⁂ ・ ⁂ 折しも、静岡の新茶の香りと一緒に、Tさんから届いた小冊子は『八月平和例会の記録―語りついだヒロシマの祈り』…

タンポポの綿毛~その2

万太郎さん、今日はいよいよ東大へ。常識にあてはまらない、ひたすら我が道を突き進む魅力もさることながら、毎回の植物マメ知識が面白くて、これまでになくつい朝ドラを見てしまいます。 昨日の「らんまん」にはタンポポが登場してましたね。タンポポの花言…

綿毛のタンポポの絵てがみ

『ひと言・人・こと』にかつおきんやさんをお迎えして開催した「出会いの夕べ」の記録があります。 ・・・・・ 2003年7月18日(金)夜7:30~図書館がオープンして7周年、しかもオープン記念月間のSpecial「第35回出会いの夕べ」に、この数年意識してきた勝…

歴史を語るひと~かつおきんやさん&磯田道史さん 

磯田道史さんの「進言」に後押しされたのでしょうか。程なく協力車から宅急便へと大転換。津幡は金沢のすぐ隣町ですから、それほど影響はありませんでしたが、珠洲市などの遠隔地の図書館はかなり便利になったでしょう。コストの面でも影響があったかもしれ…

3年前に戻った図書館で

「なんかとってもすっきりしたわねぇ」 新型コロナ「5類」移行で、カウンターの透明ガードやビニールカーテンが取りはずされて、図書館員さんたちも溌溂としているように見えます。今日の図書館の記録です。 ① レファレンスのこたえ 「二本ともケヤキです。…

磯田道史さんからいただいたもの

秋山ちえ子さん、中谷彰宏さん、高畠純さん、酒井弥さん、そして「出会いの夕べ」のゲストとなった著者の方たち、、、図書館には他にもたくさんの方からのサイン入り寄贈本があります。サイン本は著者がより身近に感じられる“特別な本”です。 *** 『武士…

能登はやさしや…

珠洲で震度6強、14時42分、携帯の緊急地震速報と同時にぐ~らぐらと横揺れ、それもかなり長く続いたように感じました。食堂の「打風鈴」(https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2022/01/31/173005)も騒がしく響きました。 ジュニアのテニス大会で、…

20年前の講演会の記録です

2003年11月14日の『ひと言・人・こと』より ☆県青少年センター総合研修センターで開催された「東海北陸地区図書館地区別研修」最終日は新潮ドキュメント賞を受けた『武士の家計簿~「加賀藩御算用者」の幕末維新』の著者・磯田道史(いそだ・みちふみ)さん…

わくわくするような「図書館だより」です

小さな図書館に関わった頃は、一般的に、図書館は今ほど話題にのぼる施設ではありませんでした。図書館の必要性を感じる人もそれほど多くはありませんでした。ですから、少しでも図書館を知っていただけるよう、図書館PRに努めることは私の大事な仕事のひと…

今を、胸に刻みたい

ジュニアのテニスの試合のため、今日も、夫(80歳のコーチです)は早朝から能登まで出かけました。夫が食べられそうな(三日前から歯の具合がよくないのです)夕食の下ごしらえも完了。ちょっとニュースでも、とテレビの前にすわると… ひとりの青年が山道を…

希望と喜びの2003年『図書館だより』

20年前に発行した桜色の『図書館だより 2003春/No.19』(平成15年4月発行)、その巻頭に金子みすゞさんの詩を掲げました。 *** 《蜂と神さま》 蜂はお花のなかに、お花はお庭のなかに、お庭は土塀のなかに、土塀は町のなかに、町は日本のなかに、日本は世…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。