2021-01-01から1年間の記事一覧
柳田邦男さんが次に訪ねた方は、第37回(2002年)に最優秀に選ばれた藤野高明さん、82歳。藤野さんの想像を絶する努力と忍耐、、、に衝撃を受けました。 「継続は力」「文字の獲得は光の獲得でした」 手記にあるこの言葉には、生きる希望と喜びが凝縮されて…
一ヵ月前にみた《作家 柳田邦男が読む「いのちの手記」》、人間の生きる力のすばらしさを伝える、心に深く残る番組でした。 「NHK障害福祉賞」はしょう害のある人や、ともに歩んできた人の体験作文を募集し表彰するもので、35年にわたってその選考委員を…
大雨洪水の異常気象は日本だけではない。北欧では猛暑で大変なようだ。ドイツ西部では豪雨災害で多数の死者が出ている。年々、地球全体がおかしくなっている。 * * * 巨大台風の原因は海面温度の上昇によるもので、その地球の異常な気候変動は人類の生活…
元気?と、友人から電話があった。このところ、ブログを書いていないのを気にかけてくれていた。 ええ、すこぶるとはいかないまでも元気。坐骨神経痛の症状があるものの、テニスもほどほど楽しんでいるし、本も次々と読んでいるし、毎晩、ウィンブルドンテニ…
2002年9月14日の『ひと言・人・こと』に紹介したのは今は書庫に眠る、向井千秋&向井万起男夫妻の共訳『4001の願い』(2002.5/文藝春秋)。アメリカに住む千秋さんが偶然出会った『the wish list』の素晴らしさに万起男さんもビックリ仰天して、一年以上かけ…
ほんとに、まぁ~なんと嬉しいことでしょう。momo2448さんご家族のたいせつな思い出に繋がろうとは。菜の花、だいこんの花、あざみ、あじさい、椿、ばらなど、近年、花をかくようになったと、ある作品に書き添えてありました。窓辺の花…どんなに素敵な絵でし…
図書館の書棚に眠る、知る人とて少ないであろう自費出版の本、今も家族の哀しみを語り続ける本の声に耳を澄ます。 ~ ・ ~ ・ ~ 「新聞を見て、すぐにあの時の館長さんだとわかって…」言葉少なにおっしゃって差し出された封筒をひと目見て、あの時、本当に…
「このたびは、左記の資料をご寄贈いただき、誠にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。ご寄贈いただきました資料は、当館の蔵書として…」 館長名を記し、図書館印を押した型通りの寄贈お礼の文書。平成10年12月4日、80円切手を貼って、表書きも差…
文化会館の「シグナス」は、はくちょう座【CYGNUS】、町民からの愛称募集で、町の鳥に制定されている「白鳥」にちなんで名づけられました。 「シグナス」全体のグランドオープンは10月の計画でしたが、図書館棟は夏には既に完成ということなら、子どもたちの…
紅茶の詩の時間に、私が持って行ったのは、2002年10月15日の《ひと言・人・こと》で紹介した本。先日、改定作業をしている中で再会したのです。 それは、2001年3月、20年前に出版された『家づくりの詩(うた)~建築家が綴る心のメッセージ~』石川建築家会…
コロナ対策で、先月から図書館で読書会ができなくなって、それじゃぁ~「紅茶の時間」に読書会をと提案してくださって、昨年のように、スウさん宅で「紅茶の詩の時間」。 4月はテニス大会と重なって、5月は私が曜日を間違えてしまって参加できず、今回は久し…
2話連続して、女性が主役の「プロフェッショナル」だった。夜間中学の教師、入江陽子さん(53歳)カリスマ販売員、橋本和恵さん(43歳) 数年間だったが、入江さんのように日本語を教えたことがある。社会教育センターでのクラスは、朝、昼、夜の時間帯に分…
…みんな、チョウになれるよ。あれは希望の物語なのだと語っていた。世界の子どもに大きなお土産を残して、チョウは大空に向かっていった。… 昨日の中日春秋コラムは、23日、91歳で亡くなられた米国の絵本作家エリック・カールさんのこと、70カ国語以上に翻訳…
2分37秒~~本州最後の日本産トキの美しくも哀しげな声。なにか訴えるような「能里(のり)」の鳴き声が響く。一年前、羽咋市にお住いの村本義雄さんからいただいたCDです。 20年前に利用者のNさんから、「出会いの夕べ」のゲストにぜひ村本さんをとのお話…
昨年からときどき、NHKの「ドキュメント72時間」を見ている。公園だったり、バスターミナルだったり、焼き芋屋だったり、ある場所を訪れる人たちのさまざまな人間模様を、72時間(3日間)にわたる取材の中で浮き彫りにするドキュメンタリーはいつもほのぼの…
雨の日、郵便屋さんが届けてくれた封筒には、友人からのあたたかいメッセージ! ☆Tさん・・・ いつもブログ楽しみに、そして、楽しんでいます。 『桃紅絵本』図書館で借りました。友人たちも、「桃紅さんの絵本があるの?」と驚いていました。 ☆Kさん・・…
毎年、けなげに咲いてくれる多年草の花たち。植えかえも、肥料も、水やりも、何の手入れもせずともちゃんと時期を見つけて姿を見せて、季節の移り変わりをそれとなく知らせてくれます。 蓬や蕗や三つ葉が繁るままの庭に、勿忘草や十二単があちこちに姿を見せ…
気温がぐんぐん上昇中、家の中でも27.5℃。 今日は、、、加賀市にある「雪の科学館」で、科学館顧問の神田健三さんのお話を伺うはずでした。友人ととても楽しみにしていたのですが、県の「緊急事態宣言」が出て、中止となってしまいました。 4月20日の中日新…
《去年の春からのお篭り生活も、二年目に入りました。未知のウイルスの正体が少しわかってきたとはいえ、まだまだ収束は遠いように思えます。スペインからの体験報告、近しい人たちに読んでもらっています。大切な人たちと共有できて嬉しいです。「誰かに伝…
『小さな図書館のものがたり』がスタートしてはや一年!今日、「はてなブログ」さんからメッセージが届いて、「Happy birthday!」を祝っていただいたような気分です。初心者の私に「はてな」を薦めてくださったサポーターさんにも、あらためて感謝したい気…
今夜11:00から、ETV特集「義男さんと憲法誕生」の再放映があります。昨年の5月2日に放映されたドキュメンタリー番組、もし見逃した方がいらっしゃったらもったいないので、急ぎお知らせします。 戦後初の選挙で福島県から選出された法学者・鈴木義男さん(愛…
スペインに住む若い友人がコロナに感染、先日退院したばかりという彼女が、その貴重な体験を知らせてくれました。3日間も集中治療室に入るほど急激に重篤になろうとは思わなかった。自力呼吸ができないことがこんなに大変だとは、当事者になって初めてわかっ…
シグナスの図書館の入り口に、ちょっと不思議なモニュメントが置かれているのをご存じでしょうか。四脚のある台の上に数冊の本が積み上げられ、一番上の大きく開かれた左ページには、昔ばなしに出てくるような土を耕す人がいて、右ページにはよく見ると文字…
今日は弥生の十七日。昨日は満月。 玄関の棚に、経本仕立ての『絵暦』(発行/武生ルネサンス出版部)が飾ってあります。新暦と旧暦が対照でき、「新月」から「三日月」、「上弦」、「満月」、「下弦」、、、毎日の月の形の変化がわかる暦です。 木や虫、草花…
『ひと言・人・こと』カレンダーは小さな図書館の貴重な記録! そして、私の記憶の拠りどころでもある。『ひと言・人・こと』では尽くせなかった19年前のできごとを、この機会に記しておきたい。 あれは2002年3月7日の午後だった。県立図書館の岸本衆志館長…
昨日、4月23日は特別な日。 実は、三番目の孫の誕生日。本が大好きな孫娘にぴったりの日!そう、4月23日は「子ども読書の日」なんです。 2000年に「子ども読書年」が制定され、2002年から毎年、この日に「子ども読書の日」記念子どもの読書活動推進フォーラ…
スーパーでのお買い物レシートと同様に、図書館でも貸出明細のレシートが出るというのはほんとうに便利です。私は小さな手帳にそのレシートを貼っています。 私の最初のレシートは?と見ると、2008年1月11日に『市民のための地方自治入門』「市民と行政をつ…
近隣図書館でみると、岐阜県、滋賀県では複数館が所蔵、新潟県は一館、福井県、富山県は二館、石川県内は津幡町立図書館のみ、という「えほん」があります。 それは、篠田桃紅さんの『桃紅えほん』(世界文化社/2002.4.30)、『①抽象』と『②文字』の二冊の背…
二週間前、図書館から帰ろうとした時、新着本コーナーに並んでいた黄色い表紙!に思わず足がとまりました。 11月半ば、他館からの相互貸借の形で手にした絵本『おりこうなビル』(2011年/童話館出版)。相互貸借の手続きの過程で図書館スタッフの目にとまり…
獅子吼高原~月惜峠、瀬波~白山里~オンソリ山、、、カタクリ群生! 武田先生の山歩き報告にびっくりしてしまいました。二日前、私はテニス仲間の山男、Wさんのスマホで、不思議な名前の「オンソリ山」の、カタクリのみごとな群生を見せてもらったばかり!…