小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

図書館

 人と人の思いをつなぐ絵本です

《いまいちおし!!の絵本》 ぜひご一読を知り合いにおすすめを世界中で翻訳を “こじんに むけて ちいきに むけて せいふに むけて こっかに むけて みらいに むけて ちきゅうに むけて NO WARの きょうれつ メッセージ” 【コッチさん】が心をこめて紹介くだ…

「図書室のある焼き芋屋」さんがオープン☆

一ヵ月前の中日新聞、随時掲載の「本のある風景-2-」に楽しそうなお店のことが大きく紹介されていましたが夕方のHABの人気番組《人生の楽園》でも全国紹介されました。 ☆《図書室のある焼き芋屋 ハレオトコ》☆ お店の目印はチョークで書かれた看板です。長年…

新聞の投稿に惹かれてリクエスト

二週間ばかり前のことです。北陸中日新聞の「発言」欄に一冊の本の紹介がありました。このほど刊行されたという能楽師・藪俊彦さんの写真集『能を楽しむ』 金沢の能楽の発展に寄与し、新たな可能性を追求してきた方の新刊。制作のお手伝いをされ、藪さんと楽…

『二平方メートルの世界で』~言葉は水~

Eテレの《ハートネット》はその名のとおり、あったかいきもちが伝わる好番組ですね。先日、「言葉はめぐる」のタイトルに惹かれて見た番組で絵本『二平方メートルの世界で』(小学館/2021.4)に出逢えました。 作者は病気で入院を繰りかえしていた前田海音(…

ヒマラヤを踏破した最初の日本人~慧海~

昨年の11月、図書館の新刊コーナーでふと手にとったのは沢木耕太郎さんの新刊『天路の旅人』ラマ僧に扮して中国大陸の奥深く潜入した西川一三の物語です。 その「主要参考資料」一覧に『チベット旅行記』(上・下 河口慧海)も紹介されていました。 *** …

ほんとうの幸いとは?

蔵書点検で図書館は閉館中ですが、シグナスの一室が使用できるということで、細川律子さんを囲んで、2月の読書会「宮沢賢治を読むつどい」が開催できました。 運よく寒さも緩み、金沢からの参加もあって7人。12月1日に『黒ぶだう』『さいかち淵』をたのしん…

ただ今、蔵書点検中

石川県内で1万世帯を超えて断水したニュースが全国放送で流れ、しかも、お隣のかほく市は5400世帯。北陸の冬、大雪は珍しいことではありませんが、寒波によるこれほどの漏水事故は初めて。石川県の「住み続けたい自治体」ランキング1位のかほく市でしたが、…

『月刊スガイ』が県立図書館の蔵書になりました☆

町では数年前にTSUTAYAが撤退して小さな「スガイ書店」一軒だけになりました。本や雑誌の他、文具、事務用品などが並ぶ老舗書店は今年、創業103年を迎えます。 大型店が消えるという寂しい状況のなかでエネルギッシュな小さな書店の明るい話題です。 *** …

飯塚事件の30年

駅の無人化反対訴訟の弁護士さん……私ははっとしました。あの「飯塚事件弁護団」の代表、徳田靖之弁護士! *** お正月の帰省客がないせいで、年末からお正月は、読書三昧、自由気ままな時間でした。 テレビも観ました。「鎌倉殿の13人」総集編「ロックが壊…

漆原宏さんのライフワーク

《『ひと言・人・こと』復活!》https://hitokoto2020.hatenablog.com/entry/2020/05/11/161624 これまでにも書きましたが、「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた小さな図書館、その後半の2001年3月31日~2005年4月30日までの4年と一ヵ月。そこ…

四回目の図書館見学~わくわくバスツアー

外は猛吹雪、ガラス窓は凍てついた雪が貼りついて真っ白です。風雪、雷注意報に続き、大雪警報も出ています。停電している地域もあるらしい。昨日のうちにさしあたっての買い物をすませひと安心です。 一昨日は県立図書館見学バスツアー。津幡の図書館に集合…

図書館界の偉大な先覚者「中田邦造」の生涯を想う

ブログを見た友人から《ほっとメール》が届きました。 「私は膝は若いうちから関節炎を何度も起こしていたのですが、10年前に比叡山延暦寺に行ってきて次の日に歩けなくなった経験があります。半月板の損傷と判断されましたが、10年間、なんとか、温存してい…

絵本『ぼく』と詩集『ぼくは12歳』

名編集者である松居直さんの絵本編集には、基本方針が二つあるそうです。 ⁂絵本は子どもに読ませる本ではない。大人が子どもに読んでやる本である。⁂役に立つ、ためになるだけの本は作らない。 もっとも大切なことは読み手と聴き手が”共に居る”こと。読んで…

子どもたちに絵本のよろこびを

11月2日、福音館書店元社長の松居直さんが96歳で亡くなられた。戦後の児童文学の発展に貢献、70年前はほとんど見られなかったという創作の名作絵本を世に送り出し、1956年4月に月刊「こどものとも」を創刊、日本の絵本出版に決定的な影響を与えた方。今一時…

石川県立図書館にて(その2)~本を探して思うこと

もうずいぶん前ですが、北欧の図書館をいくつか見学したことがあります。静かな落ち着いたフロアもあれば、写真を撮るのも自由(人物には配慮)、会話をしたり、飲食したり、CDを試聴したり、ボードゲームを楽しんだり、予約すればピアノやヴァイオリンを練…

石川県立図書館にて(その1)~ 体験すること、発見したこと

おぉ~県立図書館に畑があるとは!ニュースを見るまで知りませんでした。 5月に自分たちで植えた苗から、大きなおイモがどっさり。幼稚園児たち50人が大喜びでサツマイモ掘りです。畑の隣では絵本のよみきかせもあったらしい。 広さ100㎡、サツマイモの次は…

2022「いしかわ文化の日」は図書館からスタート☆

一週間前、友人と一緒に新石川県立図書館を訪ねました。その日はちょうど開館3ヵ月、日曜日とあって、館内はかなり混雑していました。これまでに35万人もの人が来館したそうです。 友人は初めて、私は二回目です。 ・・・・・ 一回目は今月5日の水曜日。オー…

新聞…いろいろ

台風一過、といっても、こちらでは雨も風もたいしたこともなく安堵。一晩で夏は終わりを告げ、一気に肌寒くなりました。 21日の北陸中日新聞には、共感し、読み返し、ブログに書きたい材料がいろいろありました。 ・アフガンの実話をもとに書かれた絵本「ア…

テニスができる幸せに感謝☆

このところ、毎週テニス大会に参加しています。8月末は「北陸シニアテニス秋季大会」(於:高岡スポーツコア)、9月に入り「日本シニア団体戦&夫婦大会in富山」(於:岩瀬公園)、一昨日は城北コートで「2022オータムマッチ」。 夫婦大会以外、夫とは別チー…

「小さな図書館」から出会いが生まれる

【商店街に「小さな図書館」誕生へ】 三日前、新聞の大きな見出し!に反応して、どきどき胸が高鳴った。 「商店街の小さな図書館」といえば、津幡町立図書館。。。 *** どういうこと???読み進めると、それは、金沢市の石引商店街で始まった図書館づく…

『石川野性植物 私の出会った草木達』との出逢い

…《小さな図書館のものがたり》で紹介していた知里幸恵。僕がその存在を知ったのは、金沢にいる時だったと思います。津幡町立図書館のブログを見たのがきっかけだったかもしれません… そうでしたか、新しいブログも訪ねてくださっているんですね。友人からの…

センス・オブ・ワンダーの『絵暦』

玄関に飾ってある屛風仕立ての絵暦は旧暦です。 旧暦では、昨日から八月、〈葉月〉です。カレンダーの日付と微妙にずれているので、うっかり開き忘れることもたびたびです。 「新月」の日から一日が始まります。「三日月」~「上弦」~「満月」~「下弦」、…

チョウ目の主体は?

ヤマアジサイのクレナイのお隣で、青紫のガクアジサイが色づき始める。今年はせっせと水やりをしたせいか、例年にもまして色鮮やかだ。 友人から分けてもらったコスモス苗は3ヵ所に植えてみた。玄関前のはまだ蕾も見えず、どんな色が咲くのかしらん、白?ピ…

よしのり先生の最後の授業

この間の日曜日のことです。早朝の町のクリーンキャンペーンに参加して草刈り、それから食事、洗濯、掃除、、、一通りのことを済ませ、ちょっと一服しなくちゃとテレビのスイッチを入れると… ~~~~~~ 「雨にも負けず」 宮澤賢治 雨にも負けず風にも負け…

毎日…あたらしい私

5ヵ月ほど前だったか、《令和の寺子屋》プロジェクトというTV番組を見た。会場は豊臣秀吉所縁の醍醐寺、生物学者の福岡伸一ハカセが、20人ちょっとの小学生に授業を展開した。 生命ってなんだろう?全ての生物はなぜ必ず死を避けられないのか?死の意味とは…

世界でたった一冊~手づくり図書館かるた

『広報つばた』5月号の表紙は、元気な鯉のぼりたちが青空を背景に元気いっぱい泳いでいます。表紙を開いたページのトップにあったのは「津幡かるた」完成のニュースでした。 監修/教育委員会生涯教育課、制作/町観光ボランティアガイド「津幡ふるさと探偵団…

テニスの日&読書の日

4月30日、金沢城北市民テニスコートで北陸シニアテニス春季大会が開かれました。参加者は福井、富山、石川の161名(男性69名、女性62名)、お天気に恵まれたいい日でした。パートナーが変動なので難しいこともあるけれど、一期一会の試合は自分をためすチャ…

『てのひらごよみ』

「お誕生日のプレゼントです」と一昨日、頂いたかわいい袋。 先月は誕生月だったけれど、思いもかけないこと、、、いったいなんでしょう? ふくろの中身は一冊の本とやまねこご夫妻からのふんわりメッセージの《atelier tasola》のポストカード。 ☆~☆~☆~☆…

お花見に誘われて

数日前、夫と訪れたときにはまだ八分咲きだった森本の北部公園、昨日はすっかり満開でした。 友人たちの発案で、前日にいきなり決まったお花見会。木陰にシートを広げて、四人で足を投げ出して美味しい玄米弁当をほおばっていたら薄ピンクの花びらがひらり~…

人とくらしたワニのおはなし~その2~

3月30日の地元各局の夕方のニュースは金沢気象台のサクラの開花発表。ソメイヨシノの標本木を見上げて、お二人の職員が数えます。午前中はまだもうちょっとでしたが…午後になって、一つ、二つ…五つ、「六個咲いていまして開花基準を満たしているので開花です…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。