小さな図書館のものがたり

旧津幡町立図書館の2005年以前の記録です

「センス・オブ・ワンダーの図書館」と呼ばれていた旧津幡町立図書館。2001-2005年4月30日までの4年間、そこから発信していた日々の記録「ひと言・人・こと」を別サイトで再現。そこでは言い足りなかった記憶の記録が「小さな図書館のものがたり」です。経緯は初回記事にあります。

社会

図書館界の偉大な先覚者「中田邦造」の生涯を想う

ブログを見た友人から《ほっとメール》が届きました。 「私は膝は若いうちから関節炎を何度も起こしていたのですが、10年前に比叡山延暦寺に行ってきて次の日に歩けなくなった経験があります。半月板の損傷と判断されましたが、10年間、なんとか、温存してい…

ちょっとテニスをお休みして…

今日は十五夜、静かな満月です。寒月、コールドムーンと呼ぶらしいですね。 *** 先日、久々に夢を見ました。不思議にもはっきり覚えている夢。 町のとある駐車場で、車を停めようとするけれど気に入った場所がなかなか見つからない。ぐるぐるぐるぐる探し…

石川県立図書館にて(その1)~ 体験すること、発見したこと

おぉ~県立図書館に畑があるとは!ニュースを見るまで知りませんでした。 5月に自分たちで植えた苗から、大きなおイモがどっさり。幼稚園児たち50人が大喜びでサツマイモ掘りです。畑の隣では絵本のよみきかせもあったらしい。 広さ100㎡、サツマイモの次は…

いい香りには危険が潜んでいます(CS)

20年前、北欧に住む娘が突然、食物アレルギーになって以来私もアレルギー社会を意識するようになりました。健康な身には思いもよらぬ苦労、悩みがあることを実感しました。 香りにも敏感です。シャンプー、洗剤などは勿論、無香料。柔軟剤は使いません。他人…

陽の光を浴びられない子とその家族

☆国会中継を観ていたら、答弁の薄っぺらい言葉に、頭の中がショートしそうで熱くなってきました。お喋りしたいです。どなたか救いの手を!コロナに注意しながらランチはいかが~☆ こ~んな素敵なお誘いには勿論、気心知れたみんなが大賛成!!アクリル板の仕…

「理不尽」&「拝啓・安倍晋三様」

いよいよ今日から臨時国会が始まりました。心を捉えた二つのコラム(北陸中日新聞)を紹介します。どちらも「国葬」に関するものです。 *** 国葬当日のコラム《言わねばならないこと》は、看護師の宮子あずささん。今から中止にできる可能性は低くとも、自…

新聞…いろいろ

台風一過、といっても、こちらでは雨も風もたいしたこともなく安堵。一晩で夏は終わりを告げ、一気に肌寒くなりました。 21日の北陸中日新聞には、共感し、読み返し、ブログに書きたい材料がいろいろありました。 ・アフガンの実話をもとに書かれた絵本「ア…

『石川野性植物 私の出会った草木達』との出逢い

…《小さな図書館のものがたり》で紹介していた知里幸恵。僕がその存在を知ったのは、金沢にいる時だったと思います。津幡町立図書館のブログを見たのがきっかけだったかもしれません… そうでしたか、新しいブログも訪ねてくださっているんですね。友人からの…

今夜の名著は~『アイヌ神謡集』~

100分de名著は私のお気に入りの番組のひとつ。司会の伊集院光さんの率直な人柄も好ましい。 さて、今夜は・・・と、新聞の番組欄を見ると、なんと!『アイヌ神謡集』(知里幸恵)です。 *** 今年は知里幸恵没後百年。中日新聞朝刊(8/30)の「この人」欄…

3つのお知らせ

「情報発信」は、小さな図書館でだいじにしていたこと!あれから歳月を経たというのに、相も変わらず、小さなブログ基地で「発信」を続ける自分です。ひとりでも多くの方に伝えられたらと願いつつ。 *** 昨日、封書で届いた二つのお知らせは、親しくして…

統一協会と政界

友人からの知らせでは、一昨日のTV「ミヤネ屋」で《信者の救出活動を40年以上行う「エクレシア会」和賀真也氏によると》が放映され、政府に求めることが提示されていたそうな。 ・政府が率先して問題の究明・政治家は「統一教会」の問題点をしっかり認識した…

天から・・・

今朝の新聞の一面には、昨日の名古屋高速での大事故。横転したバス、衝突した乗用車が炎上し、死傷者9人とか。 運が悪ければ、群馬からの全国中学生テニス大会からの帰路の事故はあわや、大惨事になるところでした。 *** 明人くんが見守ってくれていたよ…

平和を続けるためにできることは

戦後77年の終戦の日、今日の中日新聞社説は、「国民を死なせないよう」に、でした。 そして、4ページにわたる「戦争と平和」の特集号! ☆小原美由紀さんが手にしている絵本、『戦争のつくりかた』の改訂版が緊急重版されたこと。 ☆歌人・馬場あき子さんのイ…

《エクレシア会報》より

あれから40年が過ぎ、明るく、元気に、家業を切り盛りし、困っている人の力になりたいという頼もしい由記子さんですが、話が及ぶと、さすがに涙ぐみそうになります。 由記子さんは、和賀真也牧師に出あい、たくさんの統一教会の資料や文鮮明の御言葉集なるも…

手をつなぐひとたち

『統一協会と文鮮明・その青年たちの心理を探る』(1981)は、和賀真也牧師と、協会から脱出した体験者の勇気ある協力によってまとめあげられた労作。「世界制覇計画、学界への工作、政界に関係をつけ、経済界の進出の機をねらう」など、現在次々に浮上して…

統一”協会” ~元信者として~

7月15日の朝でした。たまたまつけたテレビ番組で、金沢大学の現役教授、仲正昌樹さんが旧統一教会の元信者として詳細を語る姿に、勇気ある女性のこと、寄贈された本のことを思い出したのでした。よく覚えていてくださいましたね!と喜んでくださって、多くの…

統一"協会”

~ 贈呈 ~ 自分の体験談が 津幡町内の方々の お役にたちますように 祈りをこめて 1996年8月6日 さかいゆきこ ~ ・ ~ ・ ~ 7月10日に小さな図書館が開館してまもなくのことでした。 本を寄贈してもいいでしょうかとやや遠慮がちにお申し出をいただいたの…

糸が、つながって

かねてからの計画通り、夫も私も、自分たちの予定はゼロにして娘たちを迎えました。その上、何年ぶりでしょう。忙しい息子が姉と姪のために遠方から駆けつけました。 ☆餃子包み器(百円ショップ製品)☆「ラミィキューブ」 息子らしいアイデアです。初めて目…

4年ぶりの娘たちと夏休み

パソコンを開くのは一ヵ月ぶり。 『小さな図書館のものがたり』の更新が止まったままでいるのに気づいたらしく、友人、知人から「元気?」とそれとなく訊かれます。 新型コロナウィルスの第七波が急拡大しているので、ご懸念ももっともですね。 気にかけてい…

よしのり先生の最後の授業

この間の日曜日のことです。早朝の町のクリーンキャンペーンに参加して草刈り、それから食事、洗濯、掃除、、、一通りのことを済ませ、ちょっと一服しなくちゃとテレビのスイッチを入れると… ~~~~~~ 「雨にも負けず」 宮澤賢治 雨にも負けず風にも負け…

タンポポの綿毛

どんなに遅い時間になっても、休みの日にも、《ひと言・人・こと》を書き続けた20年前、図書館からの発信の原動力はなんだったろうと思う。朝から晩まで自由な時間がたっぷりあるのにね、今は。 ひどい戦争。温暖化に拍車をかけるどころか、ヒートアップ!地…

34年目の『いのみら通信』最新号

軍事的に中立路線を維持してきた北欧二ヵ国が、NATOへの加盟申請を表明した。束の間の70年で、世界は大きく変わりつつある。 * * * 5月13日発行の『いのみら通信 NO.115』にはウクライナの戦争を通して考えること、信念を貫いたバーバラ・リー議員のこと…

能登からの通信

巣作りに余念がない若いスズメたち。今年も、テニスコートを見わたすパーゴラの錆びた鉄骨の四方の穴に、カップルたちが出たり入ったりしている。鶯の声も竹藪あたりから聞こえる。 ウグイスって若草色でしょ?それはね、メジロ!、、、ブログで学んだ私は自…

お花見に誘われて

数日前、夫と訪れたときにはまだ八分咲きだった森本の北部公園、昨日はすっかり満開でした。 友人たちの発案で、前日にいきなり決まったお花見会。木陰にシートを広げて、四人で足を投げ出して美味しい玄米弁当をほおばっていたら薄ピンクの花びらがひらり~…

《ひとりぼっちの映像詩》のお知らせ(今夜10:00)

今夜10時からEテレで《福島モノローグⅡ》が再放映があります。心に留めたい番組、ぜひご覧いただきたくて、急ぎお知らせします。 東電福島第一原発から15キロ圏内にある富岡町にとどまり、電気も水も止まった故郷で、ひとり闘う松村直登さんのドキュメントで…

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』①~⑪読了

リクエストの本を受け取りに図書館へ。2月27日のブログ《戦争は悲劇です》で紹介した穴水図書館蔵の『ペリリュー』(武田一義/白泉社)最後の、9、10、11巻です。 副タイトルは《楽園のゲルニカ》原案協力は平塚柾緒さん(太平洋戦争研究会)30冊近くに上る…

『 For Sama 』

爆撃でことごとく破壊される街ロシア軍の戦闘機の爆音自由を求め、抵抗する人たち血まみれの負傷者、死者が次々に病院に運び込まれるその病院までもが、標的にされていく。 これは2012年4月~2016年12月のシリアの都市アレッポの映像。 NHK「ドキュランドに…

CDを聴きながら

最近まで元気そう、だったテニス仲間のMさんが59歳という若さで旅立ちました。大好きなテニスを楽しみながらの四年間の闘病でした。 テニスの練習の合間に、ふっとコートから姿を消してタケノコやら、ワラビやら、タラの芽やら、一抱えして戻ってきて、私た…

いま生きているということ

明日はゴミ収集日。小さなゴミ袋を出しに行ってふっと星を見上げていたら、谷川俊太郎さんの『生きる』があふれてきて、胸いっぱいになった。 この詩に出会ったのは20年前の第30回「出会いの夕べ」。 福井県三方町図書館の車いす司書さんの河原正実さんが語…

戦火の中で配信を続ける人たち

日常生活の中で突然起きたクーデター。ミャンマーの激変について知ったのは、《太田光のつぶやき英語》で見た一本の動画だった。 2月1日の朝、首都ネピドーの空き道路で、いつもどおりにエアロビクスに熱中している女性。その背景にとらえられたのは…広い道…

旧津幡町立図書館の記録「ひと言・人・こと」はこちらです。